新築住宅や店舗で使用している木製ドアから、開け閉めするたびにミシッ、バリッという大きな音がすると、見た目は問題がなくても不安になるものです。特にサロンや店舗など、静かな雰囲気を大切にする場所では、小さな異音でも印象に影響してしまいます。
木製ドアは自然素材を使っているため、湿度や温度によって多少の変化が起こります。しかし、新築から短期間で大きな音が続く場合は、木の性質だけでなく、建付けや塗装、金具など別の原因が隠れている可能性もあります。この記事では、木製ドアの異音が発生する原因と確認方法、施工業者へ相談する際のポイントについて解説します。
新築の木製ドアから異音が出る主な原因
木製ドアから発生するミシミシ、バリバリという音には、いくつかの原因が考えられます。木材は湿気を吸収したり放出したりする性質があるため、季節や室内環境によって大きさが変化します。
特に新築直後は、木材や塗装がまだ環境に馴染んでいない時期です。木が膨張してドア枠や床、金具部分と擦れることで音が発生する場合があります。
ただし、ドアを開けるたびに大きな音がする場合は、単なる自然現象ではなく、以下のような施工上の問題も確認する必要があります。
- ドア枠とドア本体の隙間が適切ではない
- 蝶番や丁番の取り付け位置にズレがある
- ドアが重みで少し下がっている
- 塗装面同士が密着して剥がれる音がしている
塗装した木製ドアが張り付くような音を出す理由
施工業者が説明するように、塗装直後の木製ドアでは塗膜が完全に安定していないことがあります。特に夏場は室温や湿度が高く、塗装面同士が密着し、開閉時に剥がれるような音が発生することがあります。
例えば、塗装された引き戸や木製家具でも、湿度が高い時期に表面同士が貼り付いたようになり、動かした瞬間に「ペリッ」と音がすることがあります。ドアでも同じような現象が起こる可能性があります。
しかし、通常は時間の経過とともに塗膜が硬化し、木材の水分状態が安定すると改善するケースがあります。施工後1〜2か月程度で変化を見ることもありますが、音が強い場合は経過観察だけで済ませないことも大切です。
木の膨張による異音はどのくらいで改善するのか
木材は湿度によって伸縮するため、新築直後は特に変化が出やすい時期です。住宅内の湿度環境に木材が馴染むまでには、ある程度の時間が必要になる場合があります。
例えば、梅雨や夏場にドアが擦れていたものが、冬になって湿度が下がることで自然に改善するケースもあります。
一方で、数か月経過しても開閉のたびに大きな音がする場合は、木の性質だけではなく、ドアの調整不足や施工状態を確認したほうがよいでしょう。
自分で確認できる木製ドアの異音チェックポイント
施工業者へ相談する前に、どの部分から音が出ているか確認すると原因を特定しやすくなります。
- ドアを開け始める瞬間に音がするか
- 閉まる直前に音がするか
- 蝶番周辺から音がするか
- ドア枠や床に擦れた跡がないか
- 塗装面同士が触れる部分がないか
例えば、ドアの一部分だけに擦れた跡がある場合は、ドア本体の位置調整で改善する可能性があります。一方、音が広い範囲から発生している場合は、木材や塗装状態の確認が必要になります。
新築住宅や店舗のドア異音は保証対象になるのか
新築後まもない時期に発生した不具合については、施工内容や契約内容によって対応してもらえる可能性があります。
特に、ドアの取り付け調整不足や金具の不具合など施工に関係する問題であれば、施工業者へ改善を依頼することが一般的です。
ただし、木材の自然な伸縮によるものと判断される場合もあります。そのため、業者へ相談するときは「音がする」という事実だけでなく、「いつから発生したか」「どの動作で鳴るか」「補修後も改善しない」など具体的に伝えることが重要です。
施工業者へ再度相談するときのポイント
一度見てもらった後に改善されない場合は、再度連絡を入れることをおすすめします。時間が経過すれば自然に改善する可能性があるとしても、症状が続いていることを記録として残しておくことが大切です。
可能であれば、異音が発生する瞬間を動画で撮影しておくと、業者側も状況を把握しやすくなります。
例えば、「ドアを開く角度30度付近で毎回音が出る」「閉める時だけ大きな音がする」など具体的な情報があると、調整箇所を見つけやすくなります。
まとめ
新築の木製ドアからミシッ、バリッという音が出る原因には、木材の膨張や塗装の密着、ドアの建付けや金具の調整不足など複数の可能性があります。
木製品は環境によって変化するため、時間の経過で改善する場合もありますが、大きな音が続く場合や店舗などで使用している場合は、長期間放置せず施工業者へ確認を依頼することが大切です。
新築直後の不具合は、発生時期や状況を記録しておくことで、適切な対応を受けやすくなります。音の原因を正しく確認し、必要に応じて調整や補修を行うことで、快適な空間を取り戻すことができます。


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