住宅の外構工事や駐車場の変更、敷地の使い方を変える際に、水道メーターの位置が邪魔になり移動を検討するケースがあります。以前の設置時に数十万円かかった経験があると、少しの移動でも高額になるのではないかと心配になる方も多いでしょう。
水道メーターの移動費用は、移動距離だけで決まるものではなく、配管の状況や道路との位置関係、水道局への申請の有無などによって大きく変わります。この記事では、短距離の水道メーター移設にかかる費用の目安や工事内容、依頼前に確認すべきポイントについて解説します。
水道メーターを1m程度移動する場合の費用相場
水道メーターを敷地内で1m程度移動するだけであれば、大規模な引き込み工事ほどの費用になることは一般的には少なく、目安として数万円から十数万円程度になるケースがあります。
ただし、現在のメーターボックスの位置や配管の状態によっては、掘削作業、配管延長、給水管の交換、メーターボックスの再設置などが必要になります。その場合は10万円を超えることも珍しくありません。
以前50万円程度かかったという場合は、新設時の水道引き込み工事や道路側の工事が含まれていた可能性があります。既存の配管を少し変更する移設工事とは、工事内容が大きく異なります。
水道メーター移動の費用を左右するポイント
水道メーターの移動費用は、単純に「何m動かすか」だけでは判断できません。主に以下のような条件によって金額が変わります。
- 現在の配管がどこを通っているか
- 給水管の長さや材質
- メーターボックスを再利用できるか
- コンクリートや土間の撤去が必要か
- 水道局への申請や検査が必要か
例えば、土の部分にあるメーターを横に1m移動するだけなら比較的簡単な工事で済む場合があります。一方で、コンクリート駐車場の下に配管がある場合は、コンクリートの撤去や復旧費用が追加されることがあります。
水道メーター移設工事の一般的な流れ
水道メーターの移動は、まず水道工事店に現地確認を依頼するところから始まります。業者が配管状況や移動可能な位置を確認し、必要な工事内容と見積もりを提示します。
工事では、既存のメーターボックス周辺を掘削し、給水管を延長または変更して新しい位置へメーターを設置します。その後、水漏れ確認や水道局への必要な手続きを行います。
例えば、玄関前のメーターが車の出入りの邪魔になり、敷地端へ1m移動したい場合でも、地中の給水管の位置によっては想定より作業量が増えることがあります。
水道メーターは勝手に移動してはいけない
水道メーターは個人の敷地内にあっても、水道事業者が管理する設備です。そのため、所有者が自分で位置を変更することはできません。
移設を希望する場合は、自治体の指定給水装置工事事業者へ相談する必要があります。地域によって申請方法や費用負担のルールが異なるため、事前確認が重要です。
特に道路側に近い場所から別の場所へ変更する場合、水道局への確認が必要になることがあります。無断で配管を変更すると、後から修正工事が必要になる可能性があります。
少しでも費用を抑えるためのポイント
水道メーター移設費用を抑えるには、複数の水道工事店から見積もりを取ることがおすすめです。同じ移動距離でも、業者によって施工方法や見積もり金額が異なる場合があります。
また、外構工事やリフォームと同時に行うことで、掘削や復旧作業をまとめられる場合があります。例えば駐車場のコンクリート工事を予定しているなら、そのタイミングで移設すると追加費用を抑えられる可能性があります。
見積もりを依頼するときは、「水道メーターを約1m移動したい」という希望だけでなく、現在の設置場所の写真や周辺状況を伝えると、より正確な費用を出してもらいやすくなります。
まとめ
水道メーターを1m程度移動する場合の費用は、数万円から十数万円程度が目安になることが多いですが、配管状況や施工条件によって大きく変わります。
以前かかった50万円という費用は、水道の新規引き込みなど大きな工事が含まれていた可能性があり、今回のような既存設備の移設とは別に考える必要があります。
正確な費用を知るには、指定給水装置工事事業者に現地を確認してもらうことが最も確実です。移動距離だけで判断せず、配管や周囲の状況を含めて見積もりを比較することで、納得できる工事につながります。


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