洗面所の限られたスペースに洗濯機や洗面台、収納棚を配置する場合、寸法上は入るように見えても、実際には扉の開閉や配管、メンテナンススペースなどを考慮する必要があります。
特に間口164cmの洗面所では、洗濯機60cm、洗面台75cm、収納棚25cmを並べると合計160cmになるため、一見設置できそうですが、快適に使えるかどうかは細かな確認が重要です。この記事では、洗面所のレイアウトを考える際のポイントや排水口移設の注意点について解説します。
164cmの洗面所に必要な設備寸法を確認する
今回のように洗濯機60cm、洗面台75cm、収納棚25cmを設置する場合、必要な幅は合計160cmになります。間口164cmであれば数字上は4cmの余裕がある計算です。
しかし、住宅設備はカタログ上の寸法だけで判断すると失敗することがあります。壁の厚みや巾木、給水栓の位置、洗濯機の振動対策などによって、実際に使えるスペースはさらに少なくなる場合があります。
例えば洗濯機は本体幅60cmでも、設置時には左右に数cm程度の余裕が必要になることがあります。特にドラム式洗濯機の場合は、本体サイズが大きく扉の開閉スペースも確認が必要です。
洗濯機・洗面台・収納棚を横並びにする場合の注意点
3つの設備を横一列に配置する場合、収納棚25cmがかなり細いため、収納する物によっては使い勝手が悪くなる可能性があります。
また、洗濯機の隣に収納棚を置く場合は、洗濯機の振動によって棚や収納物に影響が出ないかも確認しましょう。わずかな隙間しかない場合、掃除がしにくくほこりがたまりやすくなることもあります。
実際のリフォームでは、数cmの余裕を残して設計するケースが多くあります。ぴったり配置よりも、掃除用の隙間や将来的な買い替え時の搬入経路を確保することが大切です。
洗濯機の排水口を前側へ移設するメリットと注意点
洗濯機の排水口を前側へ移設すると、洗濯機を壁際まで寄せやすくなり、限られたスペースを有効活用できます。特に洗面所の幅が限られている場合には有効な方法です。
ただし、排水口移設には床下の配管状況が関係します。単純に位置を変更できるとは限らず、床の構造によっては大掛かりな工事になる場合があります。
また、排水ホースに無理な角度や長い距離を作ると、水漏れや詰まりの原因になる可能性があります。排水の勾配が確保できるか、施工業者に確認しておくことが重要です。
設置前に確認したい洗濯機周辺のスペース
洗濯機は設置できれば終わりではなく、日常的に使いやすいスペースが必要です。洗剤を入れる、扉を開ける、フィルター掃除をするなどの作業が問題なくできるか確認しましょう。
特にドラム式洗濯機の場合、前面に扉が開くため、洗面所の通路幅が狭くなる可能性があります。洗濯物を出し入れする動作を想定して配置することが大切です。
例えば、洗濯機の前に人が立つスペースが十分にない場合、毎日の洗濯作業がストレスになることがあります。寸法だけではなく生活動線も含めて考えることが必要です。
収納棚25cmを設置する場合の工夫
幅25cmの収納棚はスリム収納として活用できますが、収納できる物は限られます。タオル類よりも洗剤や掃除用品、ストック品の収納に向いています。
限られた幅を有効活用するなら、引き出し式やスライド式の収納棚を選ぶと奥の物も取り出しやすくなります。
また、収納棚を置く位置を変更できる場合は、洗面台横ではなく洗濯機上部の壁面収納にすることで、床面の余裕を増やせる場合もあります。
リフォーム前に業者へ確認するポイント
164cmという限られたスペースでは、実際の施工前に現地確認をしてもらうことがおすすめです。図面上では収まっていても、配管や壁の状態によって変更が必要になることがあります。
確認しておきたいポイントは、洗濯機の搬入経路、給水蛇口の位置、排水口の移設可否、洗面台の奥行き、扉の干渉などです。
特に洗濯機は10年前後で買い替える可能性があるため、現在だけでなく将来の交換作業まで考えた配置にすると安心です。
まとめ
間口164cmの洗面所に洗濯機60cm、洗面台75cm、収納棚25cmを配置する場合、寸法上は設置できる可能性がありますが、余裕がほとんどないため細かな確認が必要です。
排水口の前側移設はスペースを有効活用する方法の一つですが、配管状況によって工事内容が変わります。また、設置後の掃除や洗濯機交換まで考えて少し余裕を持った設計にすることが重要です。
施工前には設備の寸法だけではなく、実際の生活動線やメンテナンス性も含めて確認し、専門業者に現地を見てもらうことで失敗を防ぎやすくなります。


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