新築住宅の基礎にラス網が見えるのは手抜き工事?モルタル仕上げの施工状態を確認するポイント

注文住宅

新築住宅の完成後、基礎の立ち上がり部分を見て「ラス網(金網)が見えているけれど、これは施工不良ではないのか」と不安になる方は少なくありません。特に家の外周全体で金網が数センチ露出している場合、見た目だけで判断すると手抜き工事のように感じてしまうことがあります。

この記事では、基礎のモルタル仕上げでラス網が見える原因や、本来の施工状態、確認すべきポイント、住宅会社へ相談する際の対応方法について詳しく解説します。

基礎の立ち上がり部分にラス網が使われる理由

住宅の基礎仕上げでは、コンクリート部分を保護したり見た目を整えたりする目的で、モルタルなどの仕上げ材が施工されることがあります。

ラス網はモルタルを密着させるための下地材で、モルタルのひび割れを抑えたり、仕上げ材を安定させたりする役割があります。

そのため、ラス網自体が使用されていることは珍しいことではなく、ラス網があることだけで施工不良と判断することはできません。

ラス網が数センチ見えている状態は問題なのか

モルタル仕上げでは、通常はラス網が完全に隠れるようにモルタルを施工します。しかし、施工途中の状態や仕上げ方法によっては、一部が露出しているように見える場合があります。

特に基礎の下端部分や水切り付近などでは、仕上げ材の納まりの関係で施工範囲が調整されることがあります。

ただし、家の外周全体で約3cm程度ラス網が見えている場合は、単なる仕上げ方法なのか、施工不足なのかを確認する必要があります。

確認したいポイント

ラス網の露出が問題か判断するには、以下の点を確認することが重要です。

  • ラス網が意図的に残されている仕上げ仕様なのか
  • モルタルの塗り厚が不足していないか
  • ラス網が錆びる可能性がある状態ではないか
  • 施工図や仕様書で基礎仕上げ方法がどう指定されているか

見た目だけでは判断できないため、住宅会社へ施工仕様を確認することが大切です。

手抜き工事の場合に起こる可能性がある問題

もし本来モルタルで覆うべき部分に十分な施工がされていない場合、将来的な劣化につながる可能性があります。

例えば、ラス網が長期間雨や湿気にさらされると、金属部分が錆びることがあります。また、モルタルの密着不足によって仕上げ材が浮いたり剥がれたりする原因になる場合があります。

ただし、露出している部分の位置や施工方法によっては問題がないケースもあるため、専門的な確認が必要です。

新築住宅で気になる施工箇所を確認する方法

新築住宅の場合、引き渡し後でも施工内容について住宅会社へ説明を求めることができます。

まずは施工担当者や現場監督へ「ラス網が見えている理由」と「この状態が完成仕様なのか」を確認しましょう。

例えば、「基礎仕上げの範囲はここまでで設計通りです」という説明があれば安心できます。一方で、施工忘れや塗り不足であれば補修対応について相談できます。

写真を残して相談する

気になる部分は、引き渡し直後の状態を写真で記録しておくことがおすすめです。

基礎全体が分かる写真と、ラス網が露出している部分のアップ写真を残しておくことで、住宅会社や第三者へ相談する際の資料になります。

特に新築直後は経年劣化との区別がしやすいため、早めに確認することが重要です。

住宅会社の説明で納得できない場合の対応

住宅会社へ確認しても説明が不十分だったり、施工状態に不安が残ったりする場合は、第三者の住宅検査会社や建築士へ相談する方法もあります。

第三者による確認では、施工基準や建築上の問題がないか客観的に判断してもらえます。

新築住宅は長く住むものなので、小さな疑問でも放置せず、早めに確認しておくことが安心につながります。

まとめ

新築住宅の基礎部分でラス網が見えている場合、必ずしも手抜き工事とは限りません。ラス網はモルタル仕上げの下地として使用される一般的な材料です。

しかし、家の外周全体で数センチ露出している場合は、本来の施工仕様なのか、モルタルの塗り不足なのかを確認する価値があります。

まずは住宅会社へ施工方法を確認し、必要であれば写真を残したうえで第三者にも相談することで、新築住宅を安心して維持していくことができます。

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