第一種換気システムのマーベックス「澄家」を採用する住宅では、床に設置する給気ガラリの種類選びで悩む方も少なくありません。特に木製ガラリの場合、耳ありタイプと耳なしタイプで見た目や施工性に違いがあり、どちらを選ぶべきか迷うことがあります。
給気ガラリは普段あまり目立たない部分ですが、床材との納まりや掃除・メンテナンス時の扱いやすさにも関係します。この記事では、耳あり・耳なしタイプの特徴や、住宅会社が耳ありを勧める理由、実際に注意すべきポイントについて解説します。
澄家の給気ガラリとはどのようなものか
マーベックスの澄家は、床下空間を利用した第一種換気システムで、給気口を床面に設置する特徴があります。室内に取り込む空気を床下から供給することで、効率的な換気を行う仕組みです。
床に設置される給気ガラリは、室内の空気環境を整える重要な部品でありながら、インテリアの一部として見える場所でもあります。そのため、見た目や床材との相性も選択時のポイントになります。
木製ガラリには主に「耳ありタイプ」と「耳なしタイプ」があり、それぞれメリットと注意点があります。
耳あり給気ガラリと耳なし給気ガラリの違い
耳ありタイプとは、ガラリの周囲にフランジのような縁が付いているタイプです。床材との境目を隠しやすく、施工時の納まりをきれいにしやすい特徴があります。
一方、耳なしタイプはガラリ本体と床面がより一体化したような見た目になります。シンプルでフラットなデザインになるため、無垢フローリングなど素材感を重視する住宅では好まれることがあります。
ただし、耳なしタイプは床材の切断面(小口)が見えやすくなるため、施工精度や床材の処理方法によって仕上がりに差が出やすい傾向があります。
住宅会社が耳ありタイプを勧める理由
住宅会社が耳ありタイプを推奨する理由の一つは、施工時のリスクを減らせるためです。床材をくり抜いてガラリを設置する場合、切断面である小口部分の処理が重要になります。
耳なしタイプでは、小口がそのまま見えるため、施工時にフローリングの切断面が欠けたり、ささくれたりすると目立ちやすくなります。
例えば無垢材のフローリングでは、木の性質によって切断部分が割れやすい場合があります。そのため、施工業者側としては縁で小口を隠せる耳ありタイプの方が、仕上がりを安定させやすいという考えがあります。
小口の割れや傷みは耳ありでも発生するのか
ご指摘の通り、ガラリを取り外したり、長期間使用したりすることで小口部分が傷む可能性は耳ありタイプでもゼロではありません。
特に掃除やメンテナンスでガラリを頻繁に外す場合、取り外し時に床材へ負担がかかることがあります。
ただし、耳ありタイプの場合は傷みやすい部分が目立ちにくく、ガラリ自体が保護材のような役割を果たします。そのため、施工後の見た目を維持しやすいというメリットがあります。
耳なしタイプを選ぶ場合に確認したいポイント
耳なしタイプを選びたい場合は、単純にデザインだけで判断せず、施工方法を事前に確認することが大切です。
確認しておきたいポイントとして、以下があります。
- フローリングの小口処理をどのように行うか
- 切断面に塗装や保護処理をするか
- ガラリ取り外し時の床への負担を減らせるか
- 将来的な交換やメンテナンス方法
例えば、小口部分に専用の保護処理を行ったり、丁寧に面取りしたりすることで、耳なしタイプでもきれいに仕上げることは可能です。
見た目を優先するかメンテナンス性を優先するか
給気ガラリ選びでは、どちらが絶対的に優れているというよりも、住宅で何を重視するかによって適したタイプが変わります。
床材との一体感やデザイン性を重視する場合は耳なしタイプが魅力的です。一方で、長期間安心して使いたい、施工後のトラブルを減らしたい場合は耳ありタイプが向いています。
特に小さなお子様がいる家庭や、掃除などでガラリを触る機会が多い家庭では、耐久性や扱いやすさも重要な判断材料になります。
まとめ
澄家の給気ガラリは、耳ありタイプと耳なしタイプでそれぞれ特徴があります。耳ありタイプは施工性や小口の保護に優れ、耳なしタイプは床との一体感やデザイン性が魅力です。
住宅会社が耳ありを勧めるのは、施工時の割れやささくれ、完成後の見た目の安定性を考慮しているためです。一方で、耳なしでも適切な施工を行えば美しく仕上げることは可能です。
最終的には、フローリングの種類、施工方法、メンテナンス頻度を考慮して選ぶことが大切です。採用前に施工担当者へ具体的な納まりや小口処理について確認すると、完成後の後悔を防ぐことができます。


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