外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りという3回塗りが基本的な工程として行われます。しかし、塗装完了後に近くで確認すると、塗りムラや塗料の飛び、塗り残しのように見える部分が見つかり、不安になることがあります。この記事では、外壁塗装の3回塗り後に発生する手直し作業の意味や、どこまでが一般的なのか、確認しておきたいポイントについて詳しく解説します。
外壁塗装の3回塗り後に手直しが行われる理由
外壁塗装では、3回塗りが終わった時点ですぐに完成というわけではありません。職人による最終確認や「駄目拾い」と呼ばれる補修作業を行い、細かな不具合を修正して仕上げます。
駄目拾いとは、塗装工程の最後に塗りムラ、塗料のはみ出し、細かな傷、塗り残しなどを確認し、必要な箇所を補修する作業です。外壁全体を一度確認してから修正することで、完成度を高める目的があります。
例えば、サイディング外壁の場合、凹凸や目地、表面模様によって光の当たり方で色ムラのように見える部分があります。そのため、最終確認時に部分的な補修を行うことがあります。
外壁塗装でよくある仕上げ前の補修内容
3回塗り後に行われる補修には、さまざまな種類があります。すべてが施工不良というわけではなく、仕上げ工程として必要な作業も含まれます。
代表的な補修としては、塗料の垂れ、刷毛跡、ローラーによる塗りムラ、塗料が付着してはいけない部分への飛散、細かな塗り残しなどがあります。
例えば、窓周りや細かい凹凸部分はローラーだけでは均一に塗ることが難しく、後から刷毛で調整する場合があります。また、サイディングの柄によっては部分的に塗料の入り方が変わるため、追加補修が必要になることもあります。
手直しの量が多い場合に確認したいポイント
補修箇所が多い場合でも、それだけで施工不良と判断することはできません。重要なのは、指摘されている内容が仕上げ調整の範囲なのか、それとも塗装工程そのものに問題があるのかを確認することです。
確認するポイントとして、塗膜が均一についているか、下地が透けて見えていないか、塗料の剥がれや膨れがないかなどがあります。
例えば、小さな刷毛補修跡や細かな塗料の付着であれば最終調整で対応できる場合があります。一方で、広範囲に色ムラがある、塗膜が薄い、塗り忘れがある場合は、施工会社へ詳しく説明を求めた方がよいケースがあります。
サイディング外壁で注意したい塗装の特徴
サイディング外壁は、表面の模様や凹凸によって塗装の見え方が変わりやすい素材です。平らな外壁と比べると、塗料が入りにくい部分や光の反射で違いが目立つ部分があります。
特にレンガ調や木目調などのデザインサイディングでは、凹部分に塗料が入りにくかったり、逆に塗料が溜まって見えたりすることがあります。
ただし、「サイディングだから仕方がない」とすべてを許容する必要はありません。施工前の説明内容や、塗装後の仕上がりが契約時のイメージと大きく異ならないかを確認することが大切です。
施工会社に確認するときの質問方法
外壁塗装の仕上がりに疑問がある場合は、感情的に指摘するよりも、具体的な箇所について説明を求めることが重要です。
例えば、「この部分は補修で改善されますか」「これは塗装の仕様上発生するものですか」「補修後の状態を確認できますか」といった質問をすると、施工会社の考えを確認しやすくなります。
また、補修前後の写真を撮影して記録しておくこともおすすめです。後から確認する際に、どの部分がどのように改善されたのか判断しやすくなります。
外壁塗装で後悔しないためのチェック方法
外壁塗装の完成確認では、遠くから全体を見るだけではなく、さまざまな角度や時間帯で確認することが大切です。太陽光の当たり方によって、昼間は気にならなかった部分が目立つこともあります。
確認する際は、外壁だけでなく、雨樋、サッシ周辺、付帯部分などもチェックしましょう。細かな部分まで丁寧に仕上げられているかを見ることで、施工品質を判断できます。
例えば、足場が撤去される前であれば、気になる箇所を職人や施工管理者に直接確認できます。足場撤去後では確認しづらい場所もあるため、最終確認のタイミングは重要です。
まとめ
外壁塗装では、3回塗りが終わった後に駄目拾いによる補修作業を行うことは一般的です。細かな塗りムラや塗料の付着などを修正し、最終的な仕上がりを整えるために必要な工程です。
ただし、補修箇所が多い場合は、単なる仕上げ調整なのか、施工品質に問題があるのかを確認することが大切です。
施工会社へ具体的な説明を求め、補修内容や完成状態を確認することで、納得できる外壁塗装につながります。大切な住宅を守る工事だからこそ、疑問点は遠慮せず確認し、安心できる仕上がりを目指しましょう。


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