築20年前後になると、外壁や屋根の色あせ、コーキングの劣化、細かなひび割れなどが気になり始める時期です。特に60坪クラスの戸建てになると工事規模も大きくなるため、「一体いくらかかるのか」「どこへ頼めば失敗しにくいのか」と不安になる人は少なくありません。
外壁塗装や屋根塗装は決して安い工事ではなく、業者によって見積もり額が数十万円単位で変わるケースもあります。そのため、事前に大まかな費用感や業者選びのポイントを知っておくことは非常に重要です。
この記事では、60坪・2階建て住宅の塗装費用目安や、工務店と専門塗装店の違い、見積もり時に確認したいポイントをわかりやすく解説します。
60坪クラスの外壁塗装・屋根塗装の費用目安
60坪の2階建て住宅は、一般的な30〜40坪住宅より塗装面積が大きいため、費用も高くなりやすい傾向があります。
外壁と屋根を同時施工する場合、現在の相場感としてはおおよそ以下のような価格帯が目安になります。
| 塗料グレード | 費用目安 |
|---|---|
| シリコン系 | 120万〜170万円前後 |
| フッ素系 | 160万〜220万円前後 |
| 無機系 | 180万〜250万円前後 |
もちろん、建物形状・劣化状態・足場条件・地域差によって金額は変わります。
築20年の場合、単純な塗装だけでなく、コーキング打ち替えや下地補修費が追加されるケースも多いです。
なぜ見積もり額に大きな差が出るのか
外壁塗装は、同じ家でも業者によって金額差がかなり出やすい工事です。
その理由として、以下のような違いがあります。
- 使用塗料の種類
- 下地処理の内容
- 施工回数
- 自社施工か下請けか
- 保証内容
例えば「3回塗り」と書かれていても、実際の塗布量や下塗り材が異なるケースもあります。
また、大手ハウスメーカーや工務店経由の場合、実際の施工は下請け塗装業者が行うことも多く、中間マージンが加算されるケースがあります。
工務店と専門塗装店はどちらが良い?
これは住宅の状況や重視するポイントによって変わります。
工務店へ依頼するメリット
建築時の図面や施工内容を把握している場合があり、家全体を総合的に見てもらいやすい点があります。
特に外壁以外の不具合も気になる場合には安心感があります。
専門塗装店へ依頼するメリット
塗装工事そのものに特化しているため、塗料知識や施工経験が豊富なケースがあります。
また、自社施工型であれば中間マージンが少なく、同じ予算でも塗料グレードを上げやすいことがあります。
最近は「工務店で見積もりを取りつつ、専門塗装店とも比較する」人が非常に増えています。
築20年で確認したい追加工事
築20年クラスになると、塗装以外のメンテナンスも必要になる場合があります。
特に注意したいのは以下の部分です。
- コーキング劣化
- 屋根材の割れ
- ベランダ防水
- 雨樋の破損
- 木部腐食
例えばコーキングが完全に硬化・割れしている場合、単なる増し打ちではなく打ち替え工事になることがあります。
また、屋根材によっては塗装自体が向かないケースもあるため、屋根診断も重要です。
見積もり時に確認したいポイント
塗装工事で後悔しやすいのは、「安さだけで決めたケース」です。
特に以下の項目は見積もり時に確認しておきたいポイントです。
| 確認項目 | 理由 |
|---|---|
| 塗料メーカー名 | 品質確認 |
| 施工回数 | 手抜き防止 |
| 保証年数 | 施工責任確認 |
| 下地補修内容 | 追加費用防止 |
| 足場費用 | 総額比較 |
また、「一式表記」が多すぎる見積もりは内容が不透明になりやすいため注意が必要です。
安すぎる業者は注意したほうがいい?
相場より極端に安い見積もりには注意が必要です。
もちろん企業努力で安い場合もありますが、以下のようなケースもあります。
- 塗料を薄める
- 工程を減らす
- 下地処理を省略する
- 経験の浅い職人を使う
塗装工事は完成直後では差が見えにくく、数年後に劣化速度として差が出るケースがあります。
そのため、「適正価格で信頼できる業者」を探す視点が重要です。
まとめ
築20年・60坪クラスの2階建て住宅で、外壁塗装と屋根塗装を同時施工する場合、相場としては120万〜200万円超程度になるケースが多くあります。
また、築20年では塗装だけでなく、コーキングや下地補修など追加工事が必要になる場合も少なくありません。
業者選びでは、工務店と専門塗装店の両方から見積もりを取り、価格だけでなく施工内容・保証・下地処理まで比較することが重要です。外壁塗装は10年以上影響する工事だからこそ、複数社比較で慎重に判断することが後悔しにくいポイントになります。


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