新築マンションに引っ越した後、部屋の中で常に低い音が聞こえる、壁から振動音のような音が響くという悩みを抱えるケースがあります。特に寝室では静かな時間が多いため、小さな低周波音でも大きなストレスになりやすいものです。
この記事では、新築マンションで発生する「ウォンウォン」「グオングオン」といった連続音の原因として考えられる設備や建物構造、施工会社へ相談するときのポイント、改善につながる確認方法について解説します。
新築マンションで壁から低い音が響く主な原因
壁の中から一定間隔で低い音が聞こえる場合、単純な室外機の音だけではなく、建物内部の設備が原因になっている可能性があります。
マンションでは、給排気設備、換気ファン、ポンプ、給水設備、エレベーター設備など、多くの機械設備が常時または定期的に動いています。これらの振動が壁や床、配管を通じて伝わることで、室内では実際の発生場所とは違う場所から音が聞こえることがあります。
例えば、共用廊下側の設備や隣接する住戸の設備が発生源であっても、コンクリートや配管を介して寝室の壁面から響くように感じるケースがあります。
低い音や振動音は特に気になりやすい理由
「ウォンウォン」という低い音は、一般的な話し声やテレビ音とは違い、低周波音と呼ばれる領域の音である可能性があります。
低周波音は音量が小さくても、建物の構造体を通じて伝わりやすく、耳だけでなく体で振動として感じることがあります。そのため、昼間は気にならなくても夜間の静かな環境では強く感じることがあります。
特に寝室は睡眠中に長時間過ごす場所なので、わずかな異音でも「眠れない」「常に気になる」という状態につながりやすくなります。
施工会社へ相談するときに確認しておきたいこと
新築マンションで継続的な異音が発生している場合、我慢する前に施工会社や管理会社へ具体的に状況を伝えることが大切です。
相談するときは、「うるさい」と伝えるだけではなく、以下のような情報を整理しておくと原因調査が進みやすくなります。
- 音が聞こえる部屋や場所
- 音が発生する時間帯(24時間か、特定時間だけか)
- 音の種類(ウォンウォン、ブーン、振動など)
- 壁・床・天井のどこから強く感じるか
- 換気扇やエアコン停止時にも発生するか
可能であれば、スマートフォンなどで音を録音したり、発生時間を記録したりしておくと、調査時の参考になります。
原因調査で確認してもらいたい設備
壁内部から音がする場合、施工会社には室内だけではなく建物設備側も含めて確認してもらうことが重要です。
確認対象としては、以下のような設備があります。
| 設備 | 確認ポイント |
|---|---|
| 換気設備 | 換気ファンの振動や固定状態 |
| 給排水設備 | ポンプや配管からの振動伝達 |
| エアコン関連設備 | 室外機や配管による共振 |
| 共用設備 | 廊下側設備や機械室からの影響 |
例えば、機械自体には問題がなくても、防振材の不足や固定部分の状態によって振動が建物へ伝わることがあります。
「何もできない」と言われた場合の対応方法
施工会社から「異常ではない」「対応できない」と言われた場合でも、原因が分からないまま終わらせる必要はありません。
まずは、どの設備が原因なのか、測定や確認を行った結果なのかを具体的に確認しましょう。単なる感覚的な問題ではなく、継続的な騒音や振動は住環境に関わる重要な問題です。
また、新築住宅の場合は契約内容や保証制度によって、建物や設備に関する対応範囲が定められている場合があります。管理会社、売主、施工会社など相談先を整理しながら対応することが大切です。
自分でできる一時的な確認方法
専門調査を依頼する前に、自分で原因を絞り込むための確認もできます。
例えば、部屋ごとに音の大きさを比較する、壁や床など音が強く感じる場所を確認する、ブレーカーを一時的に切れる範囲で設備の変化を見るなどの方法があります。
ただし、マンションの共用設備や電気設備を勝手に操作することはできないため、安全面には十分注意してください。
まとめ
新築マンションで24時間続く「ウォンウォン」「グオングオン」といった低い音が発生する場合、単なる気のせいではなく、設備の振動や建物を通じた音の伝達が原因になっている可能性があります。
特に寝室のように長時間過ごす場所で発生する異音は、生活の質に大きく影響します。施工会社へ相談する際は、音の特徴や発生状況を具体的に伝え、原因調査を依頼することが重要です。
新築だからこそ、入居後に気付いた問題は早めに記録し、適切な窓口へ相談しましょう。原因を特定できれば、防振対策や設備調整など改善できる可能性があります。


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