限られたスペースにシャワールームや簡易的なお風呂設備を設置したい場合、どれくらい小さいサイズまで実現できるのか気になる方は多いでしょう。特に一人暮らし用の部屋や狭小住宅、増設用の水回りでは、90cm四方ほどのコンパクトなシャワールームが候補になることがあります。
この記事では、シャワールームユニットの最小サイズの目安や、90cm四方の設備で快適に使えるのか、テント式浴槽などを組み合わせる場合の注意点について詳しく解説します。
シャワールームユニットの一般的な最小サイズとは
一般的なシャワールームユニットでは、コンパクトな製品で幅・奥行きともに約90cm程度のサイズがあります。いわゆる900mm×900mmサイズは、住宅やホテルなどでも採用されることがある最小クラスの寸法です。
ただし、90cm四方というサイズは「シャワーを浴びるために必要最低限の広さ」という位置付けです。内部に人が立って動くためのスペースしかないため、浴槽を置いたり、洗髪や体を洗う動作をゆったり行ったりするには狭く感じる場合があります。
例えば、一般的な成人男性が腕を大きく動かしてシャワーを浴びる場合、壁との距離が近く感じることがあります。そのため、毎日快適に使うことを考える場合は100cm〜120cm程度のサイズも検討すると余裕が出ます。
90cm四方のシャワールームでできることと限界
90cm四方のシャワールームは、限られたスペースに最低限の入浴設備を作りたい場合には有効です。シャワーを浴びる、体を洗う、短時間で利用するという目的であれば十分使用できます。
一方で、浴槽を設置して湯船につかる使い方を考える場合は工夫が必要です。一般的な浴槽を置く余裕はほとんどなく、折りたたみ式浴槽や簡易浴槽など特殊な設備を利用する形になります。
例えば、4隅にフックを取り付けてテント式の浴槽を設置するアイデアの場合、実際には水を入れた際の重量や排水方法、防水対策まで考える必要があります。
テント式浴槽をシャワールーム内で使う場合の注意点
簡易的な浴槽を設置する場合、最も重要なのは床への防水対策です。シャワールームは基本的に水を流すことを想定していますが、浴槽のように大量の水をためる設備とは構造が異なる場合があります。
また、満杯にした浴槽の重量は想像以上になります。例えば100リットルの水を入れると、水だけで約100kgの重さになります。人が入る場合はさらに重量が増えるため、床の耐荷重や排水能力を確認する必要があります。
さらに、フックで吊るすタイプの浴槽の場合は、壁や天井への固定方法も重要です。住宅の壁は必ずしも重量物を支える構造になっているわけではないため、取り付け場所によっては補強工事が必要になることがあります。
狭いシャワールームを設置する場合に確認したいポイント
コンパクトなシャワールームを設置する場合、単純に本体サイズだけを見るのではなく、設置スペース全体を確認することが大切です。
本体が90cm四方でも、給排水管のスペースやドアの開閉スペース、メンテナンス用の空間が必要になります。設置場所によっては、実際には90cm以上の余裕が必要になることがあります。
例えば、マンションの一室に後付けする場合は、給水・排水工事が可能か、床下構造に問題がないか、換気設備を確保できるかなども確認する必要があります。
一人用ならどのサイズのシャワールームがおすすめか
一人で使用する前提でも、快適性を考えると90cm四方より少し大きいサイズがおすすめです。100cm×100cm程度になるだけでも、体を動かす余裕が増えて使いやすくなります。
特に毎日利用する場合は、数十cmの違いが大きな快適性の差になります。90cmサイズはスペース優先、100cm以上は使いやすさ優先と考えると選びやすくなります。
例えば、普段はシャワー中心で、たまに簡易浴槽を使いたい場合は広めのシャワールームを選ぶことで、安全性や掃除のしやすさも向上します。
まとめ
シャワールームユニットには90cm四方程度の非常にコンパクトなサイズも存在しますが、これは必要最低限の広さであり、快適な入浴空間として使うには工夫が必要です。
テント式浴槽などを組み合わせれば湯船につかる環境を作ることも可能ですが、防水、排水、重量、固定方法などを十分に確認する必要があります。
狭いスペースでシャワールームを計画する場合は、設置場所の条件や使用頻度を考慮し、90cmサイズだけでなく100cm以上のサイズも含めて検討すると、長く快適に利用できる設備になります。

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