新築住宅に住み始めて間もない時期に、フローリングが波打っているように見えると「施工不良ではないか」「このまま悪化しないか」と不安になるものです。床は毎日使用する場所だけに、小さな変化でも気になりやすい部分です。
フローリングの浮きや波打ちは、施工時の問題だけでなく、木材の性質や湿度変化、床下環境など複数の原因が考えられます。この記事では、新築住宅でフローリングが波打つ主な原因と、施工不良か判断するための確認ポイント、対応方法について詳しく解説します。
フローリングが波打つ主な原因とは
フローリングは木材を使用した建材であるため、湿気や温度変化によって伸び縮みする性質があります。そのため、新築住宅でも入居後に床材の状態が変化することがあります。
特に梅雨時期や夏場など湿度が高い時期には、床材が湿気を吸収して膨張し、逃げ場がなくなることで表面が盛り上がったり、波打ったように見えたりすることがあります。
例えば、無垢材のフローリングでは季節による変化が比較的大きく見られますが、複合フローリングでも施工方法や環境によって膨張による不具合が発生する場合があります。
施工不良が原因でフローリングが波打つケース
フローリングの波打ちがすべて自然現象とは限らず、施工時の問題が原因となる場合もあります。
施工不良として考えられる例には、以下のようなものがあります。
- 床材同士の間隔(クリアランス)が不足している
- 床下地の施工が不十分
- 接着剤の塗布不足や施工方法のミス
- 床材を適切な環境で保管していなかった
- 床下の湿気対策に問題がある
フローリングは施工時に適切な伸縮スペースを確保する必要があります。木材が膨張した際の逃げ場がない状態だと、床が押し上げられるように変形することがあります。
新築9ヶ月の場合に確認したいポイント
新築から9ヶ月程度でフローリングの波打ちが発生した場合、まずは症状を詳しく確認することが大切です。
確認するポイントとして、以下のような項目があります。
- 波打ちしている場所は一部分だけか、広範囲か
- 季節や天候によって症状が変化するか
- 床を歩いたときに沈みや異音があるか
- 床材の継ぎ目が大きく開いていないか
- 床鳴りや隙間が発生していないか
例えば、湿度が高い時期だけ少し盛り上がり、乾燥する時期に改善する場合は木材の伸縮による可能性があります。一方で、常に同じ場所が盛り上がっている場合や、時間とともに悪化している場合は施工状態の確認が必要です。
フローリングの波打ちは放置しても大丈夫なのか
軽度の波打ちであれば、湿度変化によって自然に落ち着くケースもあります。しかし、新築住宅の場合は保証期間内である可能性が高いため、気になる症状があれば早めに住宅会社へ相談することがおすすめです。
特に以下のような症状がある場合は、単なる木材の変化ではなく、床下環境や施工状態の確認が必要になることがあります。
- 床が盛り上がって歩きにくい
- 床材が浮いている
- 床鳴りが発生している
- 複数の部屋で同じ症状が出ている
- 水をこぼした覚えがないのに変形している
新築住宅では、施工会社による定期点検やアフターサービスを利用できる場合があります。写真を撮影して記録を残し、発生時期や場所を伝えると原因調査がスムーズになります。
住宅会社へ相談するときの伝え方
フローリングの不具合を相談するときは、「床が変です」と伝えるだけではなく、具体的な状況を伝えることが重要です。
例えば、「リビングの南側部分だけ床が波打って見える」「入居後9ヶ月で発生した」「以前はなかった症状が最近目立つようになった」など、発生場所や変化を伝えることで原因を特定しやすくなります。
また、スマートフォンで写真や動画を撮影しておくと、後日の確認や施工会社とのやり取りにも役立ちます。
まとめ:新築のフローリングの波打ちは原因確認が重要
新築9ヶ月でフローリングが波打って見える場合、木材の伸縮による自然な変化の可能性もありますが、施工方法や床下環境が原因の場合もあります。
見た目だけでは原因を判断することは難しいため、症状が気になる場合は放置せず、住宅会社に点検を依頼することが大切です。
新築住宅には保証やアフターサービスがあります。発生状況を記録し、早めに相談することで、必要な補修や対応につながりやすくなります。


コメント