新築住宅を建てる際、上棟式で大工さんや棟梁へご祝儀を渡すべきか、いくら用意すればよいのか悩む方は少なくありません。特に最近は簡略化するケースも増えており、昔ながらの慣習と現在の住宅事情の違いに戸惑うこともあります。この記事では、上棟式のご祝儀の一般的な相場や渡し方、最近の新築住宅での考え方について解説します。
上棟式とは何をする行事なのか
上棟式とは、住宅の骨組みが完成し、屋根の一番高い部分である棟木を取り付ける「上棟」のタイミングで行う儀式です。建物が無事完成することを願い、工事関係者へ感謝を伝える意味があります。
昔は盛大に行われることも多く、施主が大工さんへ料理やお酒、ご祝儀を用意することが一般的でした。しかし現在では、住宅会社や地域によって形式が大きく異なります。
最近の新築住宅では、簡単な挨拶だけで済ませる場合や、上棟式自体を行わないケースも増えています。そのため、ご祝儀を渡すかどうかは施主の考え方や施工会社との相談で決めることが多くなっています。
上棟式のご祝儀の一般的な相場
上棟式で渡すご祝儀には決まった金額があるわけではありませんが、一般的には以下のような金額が目安になります。
| 相手 | 金額の目安 |
|---|---|
| 棟梁 | 1万円〜3万円程度 |
| 現場監督 | 5千円〜1万円程度 |
| 大工さん・職人さん | 3千円〜5千円程度 |
例えば大工さんが10人いる現場で、一人5千円を渡す場合は5万円になります。そこに棟梁へのご祝儀を加えると、合計で数万円から10万円程度になることもあります。
ただし、人数や地域によって相場は変わります。必ず全員に同じ金額を渡さなければならないという決まりはありません。
最近の新築住宅ではご祝儀を渡さないケースもある
近年では、住宅会社によって「職人への現金の受け取りを禁止している」「施主からの心遣いは不要」としている場合があります。
その理由として、現場で働く職人への公平性を保つことや、会社として管理を統一する目的があります。ご祝儀を考える前に、担当営業や現場監督へ確認しておくと安心です。
例えば、大手ハウスメーカーでは上棟式自体を簡略化している場合もあります。一方で、地域密着型の工務店では昔ながらの習慣を大切にしている場合もあります。
ご祝儀以外に喜ばれる上棟時の差し入れ
現金のご祝儀以外にも、職人さんへの感謝を伝える方法があります。特に現場で働く方にとっては、飲み物や軽食などの差し入れもありがたいものです。
例えば、夏場であれば冷たい飲み物、冬場であれば温かい飲み物や個包装のお菓子などが喜ばれることがあります。
また、上棟の日に施主が現場へ顔を出して挨拶すること自体も大切です。直接感謝を伝えることで、家づくりに関わる人との良い関係づくりにつながります。
上棟式のご祝儀を決める前に確認したいポイント
ご祝儀の金額を決める前に、以下の点を確認しておくと失敗しにくくなります。
- 住宅会社や工務店のルール
- 上棟式を行う規模
- 当日の参加人数
- 地域の一般的な習慣
- 自分たちが無理なく用意できる金額
例えば、住宅ローンや引っ越し費用など新築には多くのお金が必要になります。無理をして高額なご祝儀を用意する必要はありません。
大切なのは金額の大きさよりも、家づくりに関わってくれる職人さんへの感謝の気持ちを伝えることです。
まとめ|上棟式のご祝儀は無理のない範囲で感謝を伝えることが大切
新築住宅の上棟式で渡すご祝儀には明確な決まりはなく、地域や住宅会社によって考え方が異なります。一般的には棟梁へ1万円〜3万円程度、大工さんへ数千円程度を用意するケースがあります。
ただし、最近ではご祝儀を用意しない家庭も増えており、必ず10万円以上準備しなければならないわけではありません。
上棟式で最も大切なのは、家づくりに携わる方々へ感謝を伝えることです。施工会社へ確認しながら、自分たちの負担にならない範囲で気持ちよく準備することが、後悔しない上棟式につながります。


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