『35〜40坪の家が欲しい』と言われたらどう設計する?住宅会社が坪数提案で考えていること

注文住宅

注文住宅の打ち合わせでは、「35〜40坪くらいの家が欲しい」といった相談をする人が少なくありません。ただ、実際に住宅会社や設計士がプラン提案する際、「35坪で出てくるのか」「40坪寄りになるのか」は気になるポイントです。

特に初回提案では、営業や設計側がどのような意図で坪数を決めているのか分かりにくく、「希望より小さく感じる」「逆に予算オーバーしそう」と不安になるケースもあります。この記事では、住宅会社が坪数提案をどう考えているのか、35〜40坪希望時に実際どんな提案が多いのかを解説します。

『35〜40坪希望』と言われた時に設計側がまず考えること

住宅会社は、単純に「真ん中の37.5坪」を提案するわけではありません。

まずは予算・土地条件・家族構成・要望優先度などを総合的に見ながら検討します。

予算とのバランス

住宅は坪数が増えるほど建築費も上がります。

そのため、予算に余裕があるかどうかで提案坪数はかなり変わります。

例えば「40坪欲しい」と言っていても、予算的に厳しそうなら35坪前後で現実的な提案をする会社もあります。

土地条件との兼ね合い

建ぺい率や容積率、駐車場配置によって、希望坪数がそのまま建てられない場合もあります。

特に都市部では、土地制約で延床面積を調整するケースが珍しくありません。

実際には35坪寄りで提案されることも多い理由

注文住宅では、「まず小さめ提案」になるケースも比較的多くあります。

予算超過を避けやすい

最初から40坪近くで提案すると、設備追加や外構費込みで総額が大きくなりやすいです。

そのため、まず35坪前後で基本プランをまとめ、必要に応じて広げる流れを取る会社もあります。

特に最近は建築費高騰の影響で、『少しコンパクト提案』が増えたと言われることもあります。

収納や動線で十分成立する場合がある

最近の住宅は間取り効率が上がっており、35坪でも4LDK+収納を成立させるケースがあります。

そのため、「思ったより狭く感じない」提案になることもあります。

逆に40坪寄りを提案されやすいケース

一方で、希望内容によっては40坪近くを前提に設計されることもあります。

部屋数が多い場合

子ども部屋3室、書斎、ランドリールーム、広いLDKなど希望が増えると、35坪ではかなり厳しくなることがあります。

特に平屋希望では、必要坪数が大きくなりやすいです。

ゆとり重視の要望

「広い玄関」「回遊動線」「大型ファミクロ」など、快適性重視の場合も延床面積が増えやすいです。

設計士によっては、窮屈感を避けるため40坪寄りを提案する場合があります。

住宅会社によって提案傾向はかなり違う

実は、会社ごとに設計思想がかなり異なります。

コスト重視型

ローコスト系では、無駄面積を削りながらコンパクト提案する傾向があります。

そのため、「35〜40坪希望」でも35坪前後になるケースがあります。

高級志向型

ハイグレード住宅会社では、空間余裕やデザイン性を重視し、やや広め提案になる場合があります。

廊下や吹き抜けなど、余裕空間を取るケースもあります。

営業担当による差もある

営業担当によって、「予算優先」か「理想優先」かの考え方も違います。

そのため、同じ条件でも提案坪数が変わることがあります。

施主側が後悔しにくい伝え方

「35〜40坪希望」だけだと、設計側も解釈が広くなります。

より具体的に伝えると、希望に近い提案になりやすいです。

絶対欲しい条件を優先順位化する

例えば「LDK20帖は絶対」「収納重視」「子ども部屋数優先」など、優先順位を伝えると設計しやすくなります。

逆に「削っても良い部分」も共有すると、調整しやすくなります。

総額予算も合わせて伝える

建物本体だけでなく、外構・諸費用込み予算も重要です。

予算感が曖昧だと、提案サイズもブレやすくなります。

35坪と40坪では実際どれくらい違う?

5坪差は数字以上に体感差が出ることがあります。

比較 35坪 40坪
LDK広さ 18〜20帖中心 20帖超も余裕
収納量 工夫が必要 比較的余裕あり
廊下・動線 コンパクト寄り ゆとりを作りやすい
建築費 抑えやすい 増加しやすい

特に家族人数が多い場合、5坪差は収納や動線の快適性へ影響しやすいです。

まとめ

「35〜40坪希望」と伝えられた場合、住宅会社は予算・土地条件・要望内容を踏まえて提案坪数を調整します。

最近は建築費上昇もあり、まず35坪寄りで現実的プランを出す会社も少なくありません。

一方で、部屋数や収納、ゆとり空間を重視する場合は40坪寄り提案になるケースもあります。

施主側としては、「坪数」だけでなく、「どんな暮らしをしたいか」「何を優先したいか」を具体的に伝えることで、満足度の高いプランになりやすくなります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました