マンションの外側のドアや廊下が汚れていると気になりますよね。自分の部屋のすぐ外とはいえ、それらのエリアは共用部分に該当する場合があり、自由に掃除できるとは限りません。本記事では、マンションの共用部の掃除についてのルールや注意点について解説します。
マンションの共用部分とは?
マンションには「専有部分」と「共用部分」があります。
- 専有部分:自分が所有・使用する部屋の内部(室内)
- 共用部分:マンション全体の住民が利用する部分(廊下、エントランス、外廊下、ベランダの外壁 など)
ドアの外側や玄関前の廊下は、多くの場合「共用部分」に該当します。そのため、住民が勝手に掃除や改修をすることは制限されることがあります。
マンションの掃除は誰がするべき?
一般的に、共用部分の掃除は管理会社や清掃業者が担当します。
管理組合や管理会社が定期清掃を実施
多くのマンションでは、管理費の一部が清掃費用に充てられています。清掃頻度はマンションごとに異なりますが、通常は以下のようなスケジュールで行われます。
- エントランスやエレベーター:週1回以上
- 共用廊下や階段:週1回~月2回程度
- ゴミ置き場など:毎日
汚れがひどい場合は、管理会社に連絡すれば清掃を依頼できることがあります。
自分で掃除をしたい場合の注意点
管理会社の清掃を待てない場合、自分で掃除したくなることもあるでしょう。その場合は、以下のポイントに注意してください。
1. 事前に管理規約を確認する
マンションの管理規約には、「共用部分の使用」に関するルールが記載されています。掃除をすることが禁止されている場合もあるため、まず規約を確認しましょう。
2. 管理会社や管理組合に相談する
勝手に掃除すると、他の住民や管理会社とトラブルになる可能性があります。事前に管理会社へ連絡し、掃除をしても問題ないか確認しましょう。
3. 共有部分を傷つけないようにする
掃除の際は、強い洗剤やブラシを使用しないようにしましょう。傷をつけたり変色させたりすると、補修費を請求されることがあります。
4. 他の住民の迷惑にならないようにする
水をまく、大きな音を出すなどの行為は、他の住民に迷惑をかける可能性があります。特に早朝や夜間の掃除は避けましょう。
まとめ
マンションの外側のドアや廊下は、多くの場合「共用部分」に該当するため、勝手に掃除することは避けるべきです。掃除が必要な場合は、まず管理会社や管理組合に相談し、適切な対応を確認しましょう。また、共用部分の清掃は管理費で賄われることが多いため、定期清掃のスケジュールを把握することも重要です。
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