マンションのリフォームを検討する際、断熱性や防音性を向上させるために内窓の設置を考える方は多いでしょう。特に和室の場合、障子の雰囲気を活かしつつ機能性を向上させるために、和紙風の内窓を導入するのが人気です。しかし、通常の内窓よりも高額になる傾向があり、どれくらいの費用がかかるのか気になるところです。本記事では、和紙風の内窓の特徴や費用相場、選び方について詳しく解説します。
和紙風内窓とは?特徴とメリット
和紙風内窓とは、通常の内窓のガラス部分に和紙調の素材を使用したものです。見た目は伝統的な障子に似ていますが、耐久性や断熱性、防音性に優れた機能を持っています。
和紙風内窓のメリット
- 和の雰囲気を損なわない:障子のデザインをそのまま活かせる。
- 断熱性が向上:冬は暖かく、夏は涼しい室内環境を実現。
- 防音効果がある:外部の騒音を軽減し、静かな空間を作る。
- メンテナンスが楽:障子紙と違い、簡単に破れることがない。
和紙風内窓の設置費用の相場
和紙風内窓の価格は、通常の内窓よりも高めに設定されています。一般的な費用相場は以下の通りです。
サイズ(縦×横 cm) | 価格(目安) |
---|---|
180×90(小窓) | 6万円~10万円 |
200×160(中窓・引戸) | 12万円~20万円 |
240×180(大窓) | 18万円~30万円 |
上記の価格は、材料費+施工費込みの目安です。特に和紙風の素材やフレームのデザインをカスタマイズすると、さらに価格が上がる可能性があります。
和紙風内窓の選び方
和紙風内窓を選ぶ際に、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。
1. 素材の種類
和紙風の素材には、本物の和紙を使用したものと、樹脂製の和紙風フィルムを使ったものがあります。本物の和紙は風合いが良いですが、耐久性が低くメンテナンスが必要です。樹脂製フィルムの方が耐久性があり、掃除も簡単です。
2. フレームの材質
フレームには木製、アルミ製、樹脂製があります。和室の雰囲気を大切にしたい場合は木製がおすすめですが、価格が高めになります。コストを抑えたいなら、樹脂製が良い選択肢です。
3. ガラスの種類
内窓のガラスには、通常の透明ガラスのほかに、すりガラスや複層ガラスがあります。特に断熱性や防音性を重視するなら、Low-E複層ガラスを選ぶと快適な室内環境を作ることができます。
施工費を抑える方法
和紙風内窓は高額になりやすいため、施工費を抑えるための方法をいくつか紹介します。
1. 複数の業者に見積もりを取る
業者によって施工費が異なるため、複数のリフォーム会社に見積もりを依頼すると、最適な価格を見つけやすくなります。
2. 補助金や助成金を活用する
自治体によっては、省エネリフォームの補助金制度があり、内窓設置に適用される場合があります。リフォーム前に自治体のホームページで確認してみましょう。
3. DIYで設置する
市販の内窓キットを利用すれば、自分で設置することも可能です。ただし、引戸タイプや大きなサイズのものはDIYが難しいため、業者に依頼するのが無難です。
まとめ
和紙風内窓は、和室の雰囲気を大切にしながら断熱性や防音性を向上させる優れたリフォーム方法です。ただし、通常の内窓よりも高額になるため、素材選びや補助金の活用、業者選定をしっかり行うことが重要です。リフォームを検討する際は、複数の見積もりを取りながら、自分の予算とニーズに合った選択をしましょう。
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