フローリングの見切り材の正しい設置方法と施工不良の対処法

注文住宅

新築注文住宅の施工中にフローリングの見切り材(ステンレス)が沈んでいると気になった方もいるのではないでしょうか。本記事では、見切り材の正しい設置方法や施工不良の可能性、対処法について解説します。

フローリングの見切り材とは?

見切り材は、異なるフローリング材や部屋ごとの切り替え部分に設置される仕上げ材です。特にステンレス製の見切り材は耐久性が高く、すっきりとしたデザインが特徴です。

1. 見切り材の役割

  • 異なるフローリング同士をスムーズにつなぐ
  • 施工の際の収縮や膨張による歪みを防ぐ
  • 段差を最小限にして安全性を向上させる

2. 見切り材の理想的な設置状態

見切り材は通常、フローリングと水平または少し上に配置されるのが理想的です。基本的に、見切り材がフローリングより沈んでいるのは異常と考えられます。

見切り材が沈んでいる原因と施工不良の可能性

見切り材が沈んでいる場合、いくつかの原因が考えられます。

1. 施工時のミス

フローリングと見切り材の高さが合っていない場合、施工ミスの可能性があります。特に、以下のような状態が見られる場合は要注意です。

  • 見切り材の下地がしっかり施工されていない
  • 接着剤やビス留めの不備
  • フローリング材の反りや歪み

2. フローリング材の高さ調整ミス

異なる種類のフローリング材を組み合わせた場合、高さに差が出ることがあります。通常は調整材やクッション材を使って水平に仕上げますが、これが不十分な場合、沈みや浮きが発生することがあります。

3. 床の下地の問題

床の下地が適切に施工されていないと、フローリングの一部が浮いたり、沈んだりすることがあります。この場合、床全体に影響が出る可能性もあるため、注意が必要です。

対処法:施工業者への確認ポイント

施工業者に確認する際は、以下の点を伝えるとスムーズに対応してもらえます。

1. 見切り材の設置方法を確認

「見切り材が沈んでいるのは正常な施工なのか?」と具体的に質問し、納得できる説明を求めましょう。

2. フローリングの高さ調整について

異なるフローリングを使用する際、水平を保つためのスペーサーや下地処理が適切に行われているか確認しましょう。

3. 下地の施工状況を確認

「下地の状態に問題はないか?」と質問し、床全体の水平性や強度をチェックしてもらうことが重要です。

施工不良と判断された場合の対応

もし施工ミスが明らかになった場合、以下の対応を業者に求めることができます。

  • 見切り材を正しく再設置する
  • フローリングの高さを適切に調整する
  • 下地の修正工事を行う

保証期間内であれば無償で修正してもらえる可能性が高いので、早めに対応してもらいましょう。

まとめ

フローリングの見切り材が沈んでいる場合、施工不良の可能性があります。以下のポイントをチェックし、施工業者に確認しましょう。

  • 見切り材はフローリングと同じ高さ、または少し上にあるのが理想
  • 施工ミス、下地の不具合、フローリングの調整不足が原因の可能性
  • 施工業者に設置方法・高さ調整・下地の状態を確認
  • 必要に応じて修正工事を依頼する

新築の品質を保つためにも、気になる点は早めに施工業者に相談し、適切な対応を求めましょう。

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