ネジを外す際に、ネジの溝が舐めてしまったり、インパクトドライバーやネジバズーカがうまく刺さらないことがあります。そんなときに試すべき方法を紹介します。
ネジ溝が舐めてしまった場合の対処法
まず、ネジが舐めてしまった原因として、過度なトルクや古い工具を使用したことが考えられます。舐めてしまったネジを外すには、以下の方法を試してみましょう。
1. グリップ力を上げる方法
ネジの溝が舐めてしまった場合、グリップ力を上げることで抜けやすくなることがあります。ゴム製のバンドをネジの上に巻き付けて、ドライバーで回すことで摩擦力を増やすことができます。
また、目立て用の金属用テープ(滑り止めテープ)を使うことでも、ドライバーとの接触部分で摩擦を高めて外れやすくなることがあります。
2. 穴をあけて新たな溝を作る
ネジの溝が完全に舐めてしまい、従来の方法で外れない場合は、ネジの中心に小さな穴を開ける方法が効果的です。この穴にドリルビットを使い、ネジを少しずつ削りながら外します。
穴を開ける際は、慎重に作業を進めることが重要です。万が一周囲を傷つけないように、周囲をマスキングテープで保護すると良いでしょう。
3. ネジ抜きツールを使う
ネジがどうしても外れない場合、ネジ抜きツールを使うのも一つの方法です。ネジ抜きツールは、舐めてしまったネジを簡単に取り外すために設計されています。これを使うことで、通常のドライバーでは抜けなかったネジを取り外せることが多いです。
ネジ抜きツールは、ホームセンターやオンラインショップで購入できます。使い方も簡単で、専用のビットでネジを逆回転に回すことで取り外します。
4. 潤滑剤を使う
長期間使用されているネジや、固着しているネジの場合、潤滑剤を使用することも効果的です。潤滑剤をネジに塗布し、少し時間を置いてから回すと、ネジが外れやすくなることがあります。
潤滑剤には専用の製品がありますが、WD-40などの家庭用の潤滑剤も使用できます。ただし、あまり多く使いすぎないように注意しましょう。
まとめ
舐めてしまったネジを取り外す方法はいくつかあります。まずはグリップ力を高めるための簡単な方法を試し、それでも外れない場合は穴を開けて新たな溝を作る、ネジ抜きツールや潤滑剤を使うなど、段階的に対応していきましょう。いずれの方法も慎重に行い、周囲の部品やネジ自体を傷つけないように注意してください。
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