工場の床塗装は、特に長期間使用していない施設を倉庫として再利用する際には重要な作業です。床が油汚れで汚れている場合、そのまま塗装することは難しいため、適切な準備と工程を踏む必要があります。この記事では、油面プライマーを使用した床塗装の手順について解説します。
工場の床塗装に必要な材料と準備作業
まず、床の状態を確認し、適切な前処理を行うことが大切です。アルカリ性洗剤で洗浄し、デッキブラシで擦り、さらに高圧洗浄機で洗い流すことは適切な処理方法です。その後、油面プライマー(フローンプライマーHや#500油面プライマー)を塗布する準備が整いました。
油汚れが強い場合、油面プライマーは汚れをしっかりと封じ込め、塗装が剥がれにくくなる効果があります。無塗装コンクリートの床にそのまま塗装するのは避け、必ず油面プライマーを塗布してから塗装作業を行いましょう。
油面プライマーの塗布方法と注意点
油面プライマーは、塗料が浸透しやすいように無駄なく塗布することが求められます。プライマーが乾いた後に、床に適した塗装を行います。使用するプライマーはフローンプライマーHや#500油面プライマーが一般的ですが、どちらも油汚れに強く、床の強度を保ちます。プライマーの塗布後、適切な乾燥時間を確保しましょう。
塗布する際は、均等に塗ることが大切です。ローラーや刷毛を使って、ムラなく塗布するように心がけましょう。また、塗装作業を行う前に、床の温度や湿度にも注意を払ってください。
フローンフルトップまたはフロアトップ#8500での塗装
油面プライマーの後は、フローンフルトップやフロアトップ#8500などの適切な塗料を使用します。これらの塗料は、無塗装コンクリートの床に強度と耐久性を加え、長期間にわたって安定した状態を保つために適しています。特に倉庫で使用する場合は、車両やフォークリフトが乗ることを考慮し、耐久性の高い塗料を選ぶと良いでしょう。
塗装後の乾燥時間を守り、必要に応じて二度塗りを行います。塗料の乾燥後、床がしっかりと硬化し、耐久性のある仕上がりになります。
まとめ
無塗装コンクリートの床塗装には、油面プライマーを使うことで、油汚れをしっかり封じ込め、塗装が長持ちする仕上がりになります。塗装の手順としては、まず高圧洗浄で床を清掃し、油面プライマーを塗布してからフローンフルトップやフロアトップ#8500を塗ります。倉庫での使用を前提に、耐久性を重視した塗装を行いましょう。
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