実家売却のための確定測量を進める際、隣接地との折り合いがつかず測量が難航することがあります。このような状況では、土地家屋調査士に支払う金額がどの程度になるのか、そして未確定の状態と確定した場合で費用がどう異なるのかについて詳しく知ることが重要です。この記事では、その費用の目安や測量のプロセスについて解説します。
未確定測量費用について
未確定測量の場合、隣接地との折り合いがついていないため、追加の調整や交渉が必要です。隣接者との確認作業に時間がかかる場合があり、この段階での費用は比較的高くなる可能性があります。通常、未確定測量の段階で発生する費用は、土地家屋調査士が現況調査を行い、仮測量や調整を行うための費用として、一般的に10万円から20万円程度が見込まれます。ただし、調整にかかる時間や作業量によって異なるため、具体的な費用は事前に調査士と相談して確認することをお勧めします。
確定測量費用について
確定測量が行われ、隣接地との折り合いがついて測量が完了すると、確定測量費用が発生します。この場合、必要な測量と書類作成が含まれ、測量結果を正式に確定するための手続きが進みます。確定測量費用は、通常20万円から40万円程度が一般的です。この費用には、測量に必要なすべての手続きと書類作成が含まれます。
もし隣接者との折り合いがついた場合、確定測量がスムーズに進み、費用も比較的安定していることが多いですが、場合によっては追加の費用が発生することもあります。
測量後の手続きと注意点
測量が確定した後、次は市道や水路の申請が行われます。この際、土地家屋調査士が土地の境界確定に関する書類を作成し、必要に応じて公的な機関に申請します。申請手続きが終わると、正式に土地の確定測量が完了し、売却に向けて準備が整います。
隣接地との折り合いがつかなかった場合、測量が完了しないこともあります。その場合は、土地家屋調査士に再度の交渉や追加調整を依頼することも考慮する必要があります。
まとめ
確定測量の費用は、未確定の段階と確定した場合で大きく異なります。未確定の段階では、追加の調整が必要になることが多いため、費用が高くなる可能性があります。確定測量が完了すれば、費用が明確になり、必要な手続きが進むため、売却に向けてスムーズに進行することができます。土地家屋調査士とよく相談し、費用や手続きについての確認を怠らないようにしましょう。
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