ナショナルシングルオート180の半自動溶接機において、トーチON時にワイヤー送給のモーターが動かない、または動いたり動かなかったりする問題に直面することがあります。このような問題は、溶接作業に支障をきたすため、早期に解決することが重要です。この記事では、モーターが動かない原因とその解決方法について解説します。
ワイヤー送給モーターが回らない原因
ワイヤー送給モーターが回らない原因として、いくつかの可能性が考えられます。主な原因としては、モーターに電気が届いていない、接続不良、トリガースイッチの問題、または内部の回路の不具合などが挙げられます。
トーチONでワイヤー送給モーターが動かない場合、モーターに電気が供給されていないことが多いです。この場合、モーターに送られる電流を確認する必要があります。
インチング機能とモーターの動作
インチング機能が正常に動作する場合、モーターは短時間で回転し、ワイヤーが少しだけ送られます。これにより、モーター自体が正常に動作しているかどうかを確認することができます。しかし、溶接作業時にモーターが動かない場合、別の問題が原因である可能性が高いです。
インチング時に動くが溶接時に動かない場合、スイッチや回路に問題があるかもしれません。特に、トリガースイッチが壊れている場合や、接続端子の不具合が影響していることがあります。
修理のためのチェック項目
自分で修理を試みる場合、以下のチェックを行うことが効果的です。
- 電気の供給を確認: モーターに電気が供給されているかを確認します。電圧が不安定であれば、電源回路や配線に問題があるかもしれません。
- 接続の確認: ワイヤー送給モーターとトリガースイッチの接続がしっかりと行われているか確認します。接触不良が原因でモーターが動かない場合があります。
- 内部回路のチェック: 回路に不具合がないかを確認します。回路基板に異常がある場合、修理や交換が必要です。
- トリガースイッチの動作確認: トリガースイッチが正しく動作しているかを確認し、異常があれば交換を検討します。
修理の際の注意点
修理を行う際は、必ず電源を切り、安全を確保してから作業を始めてください。また、モーターや回路部品は繊細なため、過度な力を加えないように注意しましょう。
もし、修理が難しいと感じた場合や自己修理が不安な場合は、専門の修理業者に依頼するのが最も確実です。
まとめ
ナショナルシングルオート180のワイヤー送給モーターが動かない原因には、電気供給の問題や接続不良、回路の不具合などが考えられます。インチング時にモーターが動く場合、スイッチや配線の確認が必要です。自分で修理を試みる場合は、電気の供給状態や接続部品を確認し、必要に応じて修理業者に依頼することをおすすめします。
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