型枠施工における敷き桟と捨てコンの段階での均しについて

新築一戸建て

型枠施工において敷き桟と捨てコンは非常に重要な役割を果たします。特に捨てコンの段階での作業については、適切な均しが必要です。今回は、敷き桟と捨てコンの段階での30ミリの下がり具合と均しの方法について考えていきます。

1. 敷き桟と捨てコンの基本的な役割

敷き桟は型枠の基礎部分となり、コンクリート打設時に型枠がずれないように支える役目を持っています。捨てコンは、型枠を設置するための基盤を作り、コンクリートの安定性を高めるために使用されます。

捨てコンは最初に薄くコンクリートを流し込む作業で、その後に型枠を設置して本設コンクリートを流します。ここでの作業精度が最終的な仕上がりに大きく影響します。

2. 30ミリの下がり具合について

捨てコンを打設する際、一般的には30ミリ程度の下がりを設けることがあります。これは、型枠を設置するために必要な基準となり、最終的にコンクリートが均一に流れるようにするためです。

30ミリ下げることで、型枠内に収められるコンクリート量や型枠の安定性を考慮しています。特に、敷き桟がしっかりと固定されていないと、型枠がずれやすくなり、仕上がりに影響を与える可能性があります。

3. 均し作業のポイント

捨てコンの均し作業では、コンクリートが均等に広がるように、しっかりとレベルを取ることが求められます。均しが不十分だと、型枠が傾いたり、コンクリートが不均一に流れ込んでしまうため、仕上がりが悪くなります。

均し作業を行う際には、レーザー水平器や水準器を使用して、確実に水平を確認することが重要です。また、均しの際にモルタルが十分に回りきるようにすることが、最終的に安定した型枠作業を実現します。

4. 錆び汁の予防とモルタルの重要性

モルタルが不足すると、鉄筋が露出し、錆びの原因となる可能性があります。これは、特に鉄筋の周囲に十分なモルタルを流し込むことで防ぐことができます。モルタルをたっぷりと使用することで、鉄筋が適切に保護され、錆びるリスクを減少させます。

錆び汁が出ると、後々型枠に影響を与えるだけでなく、仕上がりに汚れが付いてしまうため、早期に対応することが重要です。モルタルで鉄筋を十分に覆い、乾燥させることが大切です。

5. まとめ

型枠施工における敷き桟と捨てコンの作業は非常に重要です。30ミリの下がりを設けて均すことで、型枠の安定性と仕上がりの品質を保つことができます。作業中は均し作業を確実に行い、モルタルを十分に使用して鉄筋を保護することが大切です。

適切な作業手順を守ることで、将来的なトラブルを避け、安定した施工が可能となります。確実な作業を心掛けましょう。

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