マンション総会における議案の可決条件と定足数について

マンションの総会において、議案の可決条件や定足数の有無は、規約に記載されたルールに従うことになります。今回の質問では、定足数の定めがない場合にどのように議案が可決されるかについて解説します。

定足数の有無と総会の成立

一般的に、マンションの総会を開催するには定足数（出席人数）が必要とされますが、規約で定足数が定められていない場合は、特定の人数の出席を求めることなく、総会が成立します。質問のケースのように、定足数がない場合、出席者が3人であれば、その3人の中で議決を行うことができます。

規約に「出席数の過半数で普通議決される」と記載されている場合、出席者が3人であれば、その過半数である2人が賛成すれば議案は可決されます。つまり、3人中2人が賛成すれば議案が通るということです。これが普通の議決のルールとなります。

定足数が規定されていない場合、議長は冒頭で「総会は成立しています」と確認する必要はありません。定足数の基準がないため、出席者が少ない場合でも総会は成立し、議決が行われます。したがって、議長は総会の成立を確認する手続きは省略されることが一般的です。

定足数の定めがないマンション総会においては、出席者が少なくても議案は可決されます。出席者数の過半数が賛成すれば議案は通過するため、質問の通り、出席者が3人で2人が賛成すれば、その議案は可決されます。規約に従って進行し、適切に議決を行うことが重要です。