東京都は、今夏の猛暑対策として、都民の命と健康を守るため、2025年7月1日から4か月間、水道料金の基本料金を無償とする特別措置を実施しています。これにより、エアコン等の利用を控えることなく、熱中症対策を徹底していただくことが目的です。
対象となる水道契約の条件
この無償措置の対象となるのは、主にご家庭で使用されている小口径の水道契約者です。具体的には、以下の条件を満たす契約が対象となります。
- 呼び径（口径）が13mm、20mm、または25mmであること
- 東京都水道局の給水区域内にお住まいで、都水道局と契約していること
- 申請は不要で、7月1日以降の検針分から自動的に適用されること
これらの条件を満たす場合、基本料金が無償となります。例えば、呼び径20mmの場合、月額1,170円（税込1,287円）が無償となり、4か月で4,680円（税込5,148円）の基本料金が免除されます。
「呼び径20mm」とは？
水道料金の基本料金は、契約している水道メーターの口径（呼び径）によって決まります。一般的な家庭用の水道メーターの口径は、13mm、20mm、25mmのいずれかです。呼び径20mmは、マンションや一戸建ての一般的な家庭用水道メーターのサイズであり、このサイズの契約者は基本料金の無償措置の対象となります。
呼び径は、検針票や東京都水道局アプリで確認することができます。検針票には「呼び径20mm」と記載されている場合、無償措置の対象となります。
無償措置の適用期間と対象月
無償措置の対象となる期間は、令和7年の夏場の4か月分です。具体的には、以下の期間が対象となります。
- 6月・7月分と8月・9月分
- 7月・8月分と9月・10月分
お客様の検針月によって、無償となる請求月が異なります。7月1日以降の検針分から対象となりますので、検針月をご確認の上、適用されるかをご確認ください。
注意点と確認方法
無償措置は、基本料金のみが対象となり、使用水量に応じた従量料金や下水道料金は無償の対象外です。また、水道料金が家賃等に含まれている場合、無償の対象となるかは、入居されている方と給水契約者である管理会社等との間でご確認ください。
呼び径や無償措置の適用状況について不明な点がある場合は、東京都水道局サービス推進部業務課（電話：03-5320-6426）までお問い合わせください。
まとめ
東京都の水道基本料金無償化措置は、呼び径20mmの水道契約者にとって、4か月間の基本料金が免除される大変お得な制度です。検針票や東京都水道局アプリで呼び径を確認し、対象となるかをご確認ください。無償措置を活用して、猛暑を乗り切るための熱中症対策にお役立てください。
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