木造住宅の外壁材としてのガルバリウム鋼板:耐火性と内側の建材について

新築一戸建て

木造住宅の外壁材には、さまざまな選択肢があります。最近では、ガルバリウム鋼板(ガルバ)の外壁が注目されていますが、耐火性やその内側の建材について疑問を持つ方も多いです。この記事では、ガルバリウム鋼板外壁の特徴、耐火性、そしてその内側に使われる建材について解説します。

ガルバリウム鋼板の特徴と耐火性

ガルバリウム鋼板は、非常に強度が高く、耐久性がある外壁材として人気があります。特に、通気性が良く、目地コーキングがないため、水を吸い込まず、長期的な木造躯体の保全にも適しているとされています。

ただし、耐火性については注意が必要です。ガルバリウム鋼板自体は金属素材であり、火に強い特性を持っていますが、完全な耐火性を持つわけではありません。ガルバリウム鋼板の外壁は、他の耐火性能を有する建材と組み合わせて使用されることが一般的です。

ガルバリウム鋼板の内側の建材

ガルバリウム鋼板の内側に使用される建材は、主に胴縁(どうぶち)によって支えられています。胴縁は、外壁材を支えるために使用される木材や金属のフレームで、これにより外壁がしっかりと固定されます。

また、内側に使用される面材についても重要です。例えば、EXハイパーという水色の体力面材が使用されることがあります。この面材は、強度が高く、建物の構造的な安定性を保つために使用されます。EXハイパーは、木造軸組みに取り付けられ、その上から外壁材を施工する形になります。

ガルバリウム鋼板の組み合わせ例:ALCとの併用

近隣の事例で見られるように、ガルバリウム鋼板の外壁の内側には、ALC(軽量気泡コンクリート)を使うこともあります。ALCは耐火性に優れ、断熱性も高いため、ガルバリウム鋼板と併用することで、耐火性や断熱性を強化することができます。

ガルバリウム鋼板とALCの組み合わせは、特に火災対策を重視した住宅において効果的な外壁システムです。ALCの内張りがあることで、外壁全体の耐火性を向上させることができます。

まとめ:ガルバリウム鋼板外壁の選び方と耐火性

ガルバリウム鋼板は、通気性や耐久性に優れた外壁材ですが、耐火性を確保するためには他の建材との併用が必要です。特に、EXハイパーやALCなどの耐火性を高める面材と組み合わせることで、耐火性能を向上させることができます。

ガルバリウム鋼板外壁を選ぶ際には、その耐火性や構造の安定性を十分に考慮し、適切な内側の建材との組み合わせを検討することが重要です。

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