害虫駆除を考えていて「を使いたいけど粉が舞うのはイヤ…」と感じる人向けに、粉が舞わない“霧タイプ”“水タイプ”の製品とその特徴、メリット・注意点を解説します。用途や住環境に応じて、適切なタイプを選びたい方は参考にしてください。
バルサンの種類:「煙」だけじゃない
バルサンには、従来の「煙タイプ」のほかに、「霧タイプ」「水タイプ」といった“煙や粉が舞わない”タイプがあります。たとえば「バルサンプロEX ノンスモーク霧タイプ」は、名前のとおり“ノンスモーク(煙・粉なし)”をうたっている製品です。
このような霧や水を使うタイプは、煙タイプに比べて空気中に粒子が残りにくく、部屋が白く粉っぽくなるリスクを抑えたい人や、火災報知器や近隣への配慮が必要な賃貸住宅での使用に向いています。
霧タイプ/水タイプのメリット
まず、煙や粉がほとんど発生しないため、部屋の壁・天井・家具・カーテンなどが白く汚れにくい点が大きなメリットです。特に精密機器や家具、布製品が多い部屋では安心感があります。
また、“スプレーのようなボタン操作”で手軽に使える製品もあり、煙タイプのように火を使ったりガスを使ったりせず、安全性・簡便性を重視した使い方ができます。
ただし注意すべきことも:効果・使用条件の違い
霧タイプ・水タイプは「煙タイプに比べて拡散力や薬剤の浸透のしかたが異なる」ため、隅々まで薬剤が行き渡りにくい可能性があります。このため、家具の配置を工夫したり、閉め切り時間を守ったりするなど、使い方に注意が必要です。
さらに、「防虫効果(外からの虫の侵入防止)」はあまり期待できず、あくまでも室内にいる害虫を駆除するための方法である点も理解しておきましょう。
どんな人に“粉なしタイプ”がおすすめか
- 賃貸住宅などで壁や天井を汚したくない人
- 火災報知器やガス警報器への配慮が必要な住環境の人
- 布製の家具・カーテン・精密機器などが多く、粉や煙が残ると困る部屋
- ペットや小さな子どもがいる家庭で、安全性や臭いの軽さを重視したい人
購入時のチェックポイントと使い方のコツ
霧タイプや水タイプを選ぶときは、対象となる害虫(ゴキブリ、ダニなど)と部屋の広さ、そして「煙・粉が出ないこと」を重視しているかどうかをよく確認しましょう。
使うときは、説明書にあるとおり「部屋を閉め切る」「ボタン操作で始動」「使用後に十分な換気と掃除」を必ず守ることが大切です。また、家具の裏や隙間・押し入れの中もあけておくことで、薬剤が行き渡りやすくなります。
まとめ:状況に応じて“粉なしバルサン”は有力な選択肢
結論として、バルサンには粉が舞わない「霧タイプ」「水タイプ」が存在し、特に賃貸・集合住宅や、壁・家具への影響を抑えたい人には有力な選択肢です。
ただし、煙タイプと性質が異なるため、隅々まで薬剤を行き渡らせるための準備や、使用後の換気・掃除は必須です。用途・部屋の環境・ライフスタイルに応じて、最適なタイプを選びましょう。


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