引越しの際に行う東京電力の開始・停止手続きでは、新居での契約アンペア数をどう設定するかが重要なポイントになります。特に、現在の住居でアンペアを下げている場合、新居でも同じ設定を引き継げるのか、申込み方法によってはどう変わるのかなど、事前に知っておくと無駄な料金を支払わずに済むケースがあります。この記事では、アンペア契約の仕組みと、引越し時に最初から希望のアンペアで契約するための方法をわかりやすく解説します。
東京電力の引越し手続きで知っておきたいアンペア契約の基本
東京電力の従量電灯契約では、10A〜60Aまでの範囲で契約アンペアを選択できます。契約アンペアによって基本料金が変わるため、必要以上に大きなアンペア(例:40A)で契約すると、毎月数百円〜千円以上の差額が発生することがあります。
引越し時には「新しい物件の最大契約可能A(ブレーカー容量)」がまず基準となり、その範囲内で任意のアンペアを選べる仕組みになっています。ただし、新居の最大契約が40Aであっても、必ずしも40Aで契約しなければいけないわけではありません。
Web申込みでアンペアが変更できない場合にどうなるのか
東京電力エナジーパートナーの引越し手続きページでは、物件によってはアンペアを変更できない画面になる場合があります。これは、ブレーカーの種類や設備情報が事前に登録されておらず、一時的に「最大契約アンペア=契約アンペア」と表示される仕様が原因のケースが多いです。
しかし、これは「最初は40Aで契約するしかない」という意味ではなく、別途手続きでアンペア変更が可能な場合がほとんどです。Web上でアンペア選択が出てこないときは、契約開始処理の後に変更申請を行う形になるため、最初から30Aで契約したい人にとってはデメリットがあります。
最初から希望のアンペア(例:30A)で契約したい場合の正しい手続き
最初から30Aや20Aなど希望のアンペアで契約したい場合は、もっとも確実なのが電話での申し込みです。電話ではオペレーターが設備状況を確認し、希望アンペアで開始手続きを進められるかどうかをその場で判断してくれます。
特に、旧住居が30A、新居が最大40Aの場合でも、希望を伝えればそのまま30Aで開始できるケースが多く、一時的に40A料金を取られるといった心配もありません。アンペアを上げる場合は工事が必要ですが、下げる場合は作業不要で即日変更ができることもあります。
実例:アンペア引き下げ契約を確実に行ったケース
例えば、ある利用者は旧居で20A、新居では最大50Aの物件に引越ししましたが、Web申込み画面にアンペア選択が表示されませんでした。そこで電話で申し込んだところ、開始時点から20A契約に設定され、工事も不要で追加費用もかかりませんでした。
このように「Web画面に出てこない=変更できない」ではなく、電話申し込みの方が希望どおりのアンペア設定を確実に行えるのが実例として確認されています。
引越し後にアンペアを変更する場合の流れ
もしWebで申し込み後にアンペアを変更したい場合、東京電力のカスタマーセンターから「アンペア変更依頼」をすることで、契約アンペアを下げることができます。アンペアを下げる場合の費用は基本的に無料で、訪問作業なしで済むこともあります。
ただし、変更処理は即日ではなく、数日後の適用になる場合もあるため、「最初から30Aにしたい」という方にはやはり電話申し込みが推奨されます。
まとめ:希望アンペアで契約したいなら電話申し込みが最も確実
引越しで東京電力の契約を開始する際、Web手続きではアンペア選択が出ない場合があります。しかし、これは設備情報の反映がされていないだけで、実際には希望のアンペアで契約できるケースがほとんどです。
最初から希望アンペアで契約したい場合は、電話での申し込みがもっとも確実です。無駄な基本料金を払わないためにも、自分の生活に合ったアンペアを設定し、引越し後の電気代をしっかり最適化していきましょう。


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