Panasonicのエコキュートをご使用中に、浴槽の栓を抜いていないにもかかわらず「配管内を湯水で洗い流します」といったメッセージが表示された場合、正常な挙動なのかそれとも何か不具合なのか、わからずに不安になられる方も多いようです。この記事では「自動配管洗浄機能」の仕組み・表示タイミング・想定外表示の原因・確認・対処法を分かりやすく解説します。
h2 自動配管洗浄機能とは何か
パナソニックのフルオートタイプのエコキュートには、「おふろ配管内を清潔に保つ」ための〈自動配管洗浄〉機能が搭載されています。 [参照] :contentReference[oaicite:1]{index=1}
機能内容としては、浴槽のお湯を排水した際、循環口付近までお湯が減少した後、約2分をおいてタンクから約10Lの「お湯」をふろ配管に流して残湯を洗い流す、というものです。 [参照] :contentReference[oaicite:2]{index=2}
h2 表示が出るタイミングと“正常表示”のケース
この表示が出るのは、メーカー側が定めた排水・循環条件を満たしたときです。例えば、〈浴槽のふろ自動湯はり→入浴→浴槽のお湯を抜く〉という一連の操作を行った場合、機械が「お湯を減らす=配管内に残り湯がある可能性がある」と判断して、配管洗浄を起動します。 [参照] :contentReference[oaicite:3]{index=3}
したがって、お風呂の栓を抜いていない状態でも「循環口までお湯が減った」と機械が判断すれば、表示されることがあります。つまり、必ず栓を抜いてからでないと洗浄表示が出ないわけではありません。
h2 表示が出てしまう“想定外”の原因とチェック項目
ただし、ユーザーが「栓を抜いてない」「湯はり状態なのに」という状況で表示が頻繁に出る場合、以下の原因が考えられます。
- 循環口付近のお湯量が減少している:浴槽の栓を抜いていないつもりでも、使用/追いだき/保温などにより循環口付近まで水位が低くなり、機械が洗浄条件を判断する場合があります。
- 「ふろ自動」運転中である:ふろ自動運転中に排水条件(残り湯量・循環口低下)を満たすと洗浄が走ることがあります。 [参照] :contentReference[oaicite:4]{index=4}
- 配管洗浄設定や表示モードの誤設定:取扱説明書にある「自動配管洗浄設定解除」のページでは、設定を “切” にできる旨が記載されています。 [参照] :contentReference[oaicite:5]{index=5}
- 機械・センサー異常や誤作動:例えば循環口センサーが誤認識して「お湯が少ない」と判断している可能性があります。この場合はメーカーサポートへ相談が必要です。
h2 取扱説明書にない“確認・対処”の実例
実例として、浴槽の栓を抜いていないのに洗浄表示が出るという方が、「ふろ自動運転を停止して栓を抜いたうえで翌朝まで様子を見る」ことで正常な表示に戻ったという事例があります。
また、定期的な配管洗浄を怠った結果、配管内に湯垢やバイオフィルムが溜まり、機械が頻繁に洗浄を自動起動してしまったというケースもあります。 [参照] :contentReference[oaicite:6]{index=6}
h2 設定を見直す・サポートに相談するタイミング
以下のチェックを行って、問題と判断される場合はサポート相談を検討しましょう。
- 「栓を抜いていない・浴槽に十分な水位がある」と明確に分かるのに毎回表示が出る→センサー異常や設定誤りの可能性あり。
- 表示後に排水/給湯/循環に異常(お湯が出ない・追いだきできない)などの動作不良がある→機械内部の異常が疑われます。
また、設定で「自動配管洗浄を『切』にする」ことも可能ですが、清潔保持の観点からは「入」のまま運用し、条件が合っているかを確認することが推奨されています。 [参照] :contentReference[oaicite:7]{index=7}
h2 まとめ
結論として、「浴槽の栓を抜いていないのに『配管内を湯水で洗い流します』という表示が出る」場合でも、Panasonicのエコキュートに搭載されている自動配管洗浄機能として**正常に動作している可能性が高い**です。しかし、頻度が極端に多かったり、明らかに栓も抜いていないのに表示が出続ける場合は、設定・センサー・配管内の状態をチェックし、必要に応じてメーカーサポートへ相談するのが安心です。
安心して使用を続けるために、まずはリモコン設定・水位状況・運転モード(ふろ自動など)を確認してみましょう。


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