築20年の木造住宅のフローリングをフロアタイルに上貼りするか、現状のままで維持するかで悩んでいる方も多いかと思います。特に、無垢素材のフローリングに傷や劣化が見られると、どうしても気になってしまいますよね。この記事では、フローリングをフロアタイルに上貼りするメリット・デメリット、フローリングのメンテナンス方法について解説します。
フロアタイルに上貼りするメリットとデメリット
フロアタイルに上貼りする大きなメリットは、見た目の美しさやお手入れのしやすさです。タイルは傷が目立ちにくく、汚れも簡単に拭き取ることができるため、キッチンや洗面所などの水回りにも最適です。また、フローリングの上から直接貼ることができるため、大がかりな工事が不要で、比較的簡単にリフォームができます。
デメリットとしては、上貼りをした際の高さの違和感や、フローリングの質感が失われる点です。無垢材のフローリングには自然な温もりがあり、上貼りをすることでその良さが失われることもあります。また、床が高くなるため、ドアとの隙間が狭くなり、開け閉めがしづらくなる可能性もあります。
フローリングのままワックスをかける選択肢
もしフローリングの質感を保ちたい場合は、フローリングをそのまま使用してワックスをかける方法もあります。無垢材のフローリングは、定期的なメンテナンスで長持ちさせることができます。ワックスをかけることで、木材にツヤが出て、汚れも付きにくくなります。
しかし、傷が目立つ場合や長年の使用で表面が劣化している場合、ワックスだけでは完全に補修できないこともあります。そのため、上貼りをすることで、より新しい状態を保てるというメリットがあります。
フロアタイルの傷について考える
フロアタイルは傷が目立ちにくい素材として人気ですが、長期間使用していると、洗面台やキッチンなどで傷が目立ってしまうこともあります。特に、フローリングの上から貼った場合、最初のうちはきれいでも、時間が経つとどうしても劣化が進んでいきます。
傷が気になる場合、タイルの補修を行うこともできますが、完全に新品同様の状態に戻すのは難しいこともあります。フロアタイルの選び方としては、傷が目立ちにくい素材を選ぶことや、光沢のない仕上げを選ぶことで、傷が目立ちにくくなる場合もあります。
フローリングの上にフロアタイルを貼る場合の費用感
フロアタイルに上貼りする費用は、だいたい1平方メートルあたり数千円程度です。今回は7万円で施工可能とのことですが、面積が広い場合、費用がかさむことも考慮する必要があります。フロアタイルの施工を行う際は、費用対効果をよく考慮して決めることが大切です。
また、フローリングをフロアタイルに上貼りした場合、将来的に再度リフォームを行いたい場合には、既存のタイルを剥がす手間がかかる可能性があります。そのため、長期的なリフォームプランを立てることも大切です。
まとめ
フローリングをフロアタイルに上貼りするか、現在のフローリングを維持してワックスをかけるかは、それぞれのメリット・デメリットを理解して決めることが重要です。フローリングの質感を保ちたい場合は、ワックスやメンテナンスをしっかり行うことで長持ちさせることができますが、タイルに上貼りすることで、傷や汚れを気にせずにきれいな状態を保つこともできます。最終的には、予算やライフスタイルに合わせて、最適な選択をしましょう。
コメント