ねずみの糞の数で個体数を推測できるのか？

害虫、ねずみ

2025.10.30

ねずみが発生した場合、その糞の数から個体数を推測することができるのでしょうか？この記事では、ねずみの糞から個体数を推測する方法やその限界について解説します。

1. ねずみの糞の特徴と発生場所

ねずみの糞は、通常、食べ物を探している場所や巣の周辺に散らばっています。糞のサイズや形は、ねずみの種類によって異なるため、糞を見ることでおおよその種類を推測することができます。一般的に、屋内で見かけるのは、ドブネズミやクマネズミなどです。

ねずみの糞の数を数えることで、ある程度個体数を推測することができるとされていますが、これはあくまで目安です。糞を残す量は、ねずみの活動範囲や繁殖力、食料供給などによって変動します。そのため、糞の数だけで正確な個体数を算出することは難しいと言えます。

また、ねずみは夜行性であり、毎晩活動をするため、糞が少なくても数匹のねずみがいる可能性もあります。

ねずみの糞の量は、そのねずみの活動状況を反映していることが多いです。大量の糞が見られる場合は、活発に活動していることが考えられます。特に、糞が何日もそのまま残っている場合は、その場所がねずみの定住地である可能性が高いです。

しかし、少量の糞でも、ねずみが1匹だけでなく複数匹である場合もあります。例えば、繁殖期になると、複数のねずみが一度に巣に集まることが多く、糞の量も一時的に増加することがあります。

もし家や職場などでねずみの糞を見つけた場合は、早急に対策を講じる必要があります。糞の数が多い場合、ねずみが複数匹いる可能性が高いので、早急に専門業者に相談することをおすすめします。また、糞からは病気を伝播する可能性もあるため、清掃や消毒を徹底することも重要です。

ねずみの対策には、捕獲器の使用や、隙間を塞ぐことが基本的な対策となりますが、糞の数や被害の規模に応じて専門的な駆除を依頼することが最も効果的です。

ねずみの糞の数で個体数を完全に特定することは難しいですが、糞の量や活動範囲から、おおよその個体数を推測することは可能です。糞が多く見つかる場合や繁殖期に見られる大量の糞は、早期の対策が必要なサインです。糞を発見した場合は、迅速に専門業者に相談し、適切な対策を講じることが大切です。