障子の張り替えは少し手間がかかりますが、手順さえ分かれば一人でもできる作業です。特に古くなった障子や、外れにくい障子の取り外し方にはコツがあります。この記事では、障子の取り外しと張り替えのコツ、そして便利な道具を紹介します。
1. 障子の取り外し方
障子が外れにくい場合、無理に力を加えて外すと壊れる原因になりかねません。まずは、障子を取り外す前に以下の手順を試してみましょう。
1-1. 障子の枠を確認
障子が外れにくい原因のひとつに、枠がしっかりと固定されていることがあります。枠がしっかりと固定されていれば、無理に外そうとすると壊れる可能性があるため、枠の状態を確認しましょう。
1-2. 障子を軽くゆする
障子が枠にしっかりと密着している場合は、軽くゆすってみると外れやすくなります。片方から少しずつ押してみましょう。
1-3. 障子の桟を外す
桟がある場合、桟を取り外すことで障子がスムーズに外れます。特に古くて固まっている場合は、桟を少しずつ外すとスムーズに取り外しやすくなります。
2. 障子の張り替えに使う道具とコツ
障子の張り替えに使う道具としては、専用の障子用糊や張り替え用シート、障子用の切り替え道具などがあります。これらを使って効率的に作業を進めましょう。
2-1. 障子用糊
糊は障子紙の裏に均一に塗り、しっかりと押さえつけて乾かすことが大切です。市販の障子用糊を使うと、適度な粘度で張りやすくなります。
2-2. 障子用シート
最近は障子用のシートも販売されています。これを使うと、従来の紙よりも手軽に貼れるだけでなく、耐久性が向上します。張り替え作業を短縮できるのでおすすめです。
3. 便利な道具:たたみジャッキや障子枠の調整工具
障子の取り外しがうまくいかないときや、枠を安定させて作業をしやすくするための道具があります。
3-1. たたみジャッキ
たたみジャッキは障子の枠を支えてくれる道具で、一人でも作業がしやすくなります。枠を持ち上げることで、障子が外れやすくなり、作業が楽になります。
3-2. 障子枠調整工具
障子枠を調整するための専用工具も販売されています。これを使うと、枠の取り外しがスムーズになり、障子を傷つけずに作業ができます。
4. 張り替えの後に行うメンテナンス
張り替えが終わったら、定期的なメンテナンスが大切です。特に湿気が多い季節や汚れがつきやすい場所では、注意が必要です。
4-1. 乾燥させる
障子紙は湿気を吸いやすいため、乾燥させることが重要です。湿気の多い場所に置かないようにし、風通しの良い場所で保管しましょう。
4-2. こまめに掃除する
障子は、ほこりや汚れが付着しやすいため、定期的に掃除を行うことをおすすめします。掃除機やブラシで軽く掃除すると、長持ちします。
5. まとめ
障子の張り替えは少し手間がかかりますが、適切な道具と方法を使うことで、一人でも簡単に行うことができます。たたみジャッキなどの便利な道具を使えば、作業がスムーズに進みます。張り替え後のメンテナンスも忘れずに行い、長期間綺麗な状態を保ちましょう。


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