新築住宅の購入時には、物件価格以外にもさまざまな諸費用が発生します。特に「表示登記申請費用」や「適合証明申請費用」といった項目は、初めての方には馴染みが薄く、費用の相場や内容について不安に感じることも多いでしょう。この記事では、これらの費用の詳細と相場について、専門家の監修のもとわかりやすく解説します。
表示登記申請費用とは?
表示登記申請費用は、新築住宅を建築した際に必要となる「建物表題登記」の手続きにかかる費用です。建物表題登記は、建物の所在地や面積、構造などの情報を登記簿に登録するための手続きで、これにより建物が法的に所有権を主張できる状態となります。
費用の目安としては、建物の床面積や地域によって異なりますが、一般的には8万~12万円程度が相場とされています。具体的な金額は、土地家屋調査士への報酬や登録免許税などの要素によって変動します。
適合証明申請費用とは?
適合証明申請費用は、住宅金融支援機構の「フラット35」などの住宅ローンを利用する際に必要となる「適合証明書」の取得にかかる費用です。適合証明書は、建物がフラット35の技術基準に適合していることを証明するもので、これにより融資を受けることが可能となります。
適合証明書の取得には、適合証明検査機関への申請が必要で、検査費用として5万~10万円程度がかかることが一般的です。なお、物件の状況や地域によっては、費用が異なる場合がありますので、事前に確認することをおすすめします。
表示登記申請費用と適合証明申請費用の相場まとめ
| 費用項目 | 相場(目安) |
|---|---|
| 表示登記申請費用 | 8万~12万円 |
| 適合証明申請費用 | 5万~10万円 |
これらの費用は、住宅購入時の諸費用の一部として計上されます。全体の諸費用は、建築総費用の約10%程度が目安とされています。例えば、建築費用が3,000万円の場合、諸費用は約300万円程度となります。
まとめ
新築住宅購入時に発生する表示登記申請費用や適合証明申請費用は、物件の状況や地域、利用する住宅ローンの種類によって異なります。事前にこれらの費用の相場を把握し、予算に組み込むことで、安心して住宅購入の手続きを進めることができます。具体的な金額や手続きについては、専門家に相談することをおすすめします。


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