36坪の土地に車2台を並べる場合、残りの建築面積や容積率について気になる方も多いでしょう。本記事では、土地の建築面積や容積率制限、さらに道路の制限が建物に与える影響について、実例を交えて解説します。
車2台分のスペースを確保するための必要面積
車2台を並べて駐車するためには、約9坪のスペースが必要とされています。これは一般的な2台分の並列駐車スペースを基にした目安です。つまり、36坪の土地から9坪を駐車スペースとして確保した場合、残りの建築面積は27坪となります。
建蔽率と建築面積の関係
建蔽率が60%の場合、27坪の土地面積に対して建物の建築面積は最大で16坪となります。この計算は、建蔽率が土地面積に対して建物の床面積が占める割合を制限するためです。したがって、建蔽率60%の土地では、27坪の建築面積に16坪までしか建物を建てることができません。
なお、建蔽率の制限は、建物の横幅や形状に影響を与えるため、土地の形状や配置にも注意が必要です。
総二階の場合の延べ床面積
総二階建ての場合、延べ床面積は2階分の面積を合算する形で計算されます。先ほどの計算で建築面積が16坪であれば、総二階建ての場合、延べ床面積は32坪まで可能ということになります。これは、1階と2階を合わせた床面積が32坪以内であることを意味しています。
道路幅4mの場合の容積率制限
前面道路が4mの場合、容積率に制限がかかる可能性があります。道路幅が狭い場合、容積率が通常よりも低く設定され、160%までに制限されることがあります。この場合、容積率の制限により、建物の延べ床面積はさらに減少する可能性があります。
深基礎などによる高さ制限
深基礎を採用した場合、建物の高さが制限されることがあります。これは容積率の制限に影響を与え、建物の高さが決められるためです。例えば、高さ制限に引っかかると、同じ延べ床面積でも建物の形状に制約が出てくることになります。
まとめ
36坪の土地に車2台を並べる場合、駐車スペースを除いた27坪の土地面積に対して、建蔽率60%で最大16坪の建築面積が確保できます。総二階建てであれば、延べ床面積は32坪まで可能です。しかし、前面道路が4mの場合は、容積率の制限により160%に制限されるため、延べ床面積が減少する可能性があります。また、深基礎などによる高さ制限にも注意が必要です。
 
  
  
  
  

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