洗面台の水が流れなくなってしまった場合、パイプクリーナーを使っても改善しないことがあります。この問題の原因として考えられる点と、自分でできる解決方法について解説します。業者を呼ぶ前に試せる方法を確認してみましょう。
1. 水が流れない原因とは?
洗面台の水が流れない理由にはいくつかの原因があります。まず、最も一般的な原因は「詰まり」です。詰まりが発生する場所としては、排水管の中やトラップ部分、排水口付近です。水が流れにくくなる原因は、髪の毛や石鹸カス、歯磨き粉などの蓄積が主なものです。
また、パイプクリーナーが効かない場合、詰まりが頑固であるか、クリーナーが適切な場所に届いていない可能性もあります。さらに、パイプの内部にサビや汚れが蓄積していることも原因です。
2. 詰まりを解消する方法
まず最初に試したいのは、パイプの掃除です。排水口の蓋を外し、手が届く範囲で髪の毛や汚れを取り除きます。細かい汚れや髪の毛が溜まっている場合、それを取り除くだけでも流れが改善されることがあります。
次に、熱湯を流してみましょう。熱湯を排水口に注ぐことで、詰まりを解消できる場合があります。熱湯を使うことで、脂肪や石鹸カスが溶けて流れやすくなるためです。ただし、プラスチックのパイプには熱湯を使用しないよう注意が必要です。
3. 蘇生スネークとラバーカップを使ってみる
パイプクリーナーを使っても効果がない場合、次に試したいのが「蘇生スネーク(ドレインスネーク)」です。これは、細長い金属製のワイヤーで、排水管内の詰まりを取り除くための道具です。排水管に挿入して回しながら詰まりを解消します。
また、ラバーカップ(吸引カップ)を使う方法もあります。排水口にカップをしっかりと密着させ、上下に数回押し引きすることで、詰まりが解消されることがあります。これらの道具はホームセンターでも手に入るので、試してみる価値があります。
4. それでも解決しない場合は?
自分でできる方法を試しても解決しない場合、詰まりが深刻であるか、排水管に異常がある可能性があります。例えば、パイプにひび割れがあったり、破損している場合、水の流れが悪くなることがあります。
その場合は、専門の業者に依頼することを検討しましょう。業者を呼ぶことで、早期に問題を解決でき、長期的なリスクを減らすことができます。業者の費用はかかりますが、適切な処置をしてもらえるため、安心して依頼できます。
5. まとめ
洗面台の水が流れない原因としては、詰まりが主なものですが、適切な方法で解決できることがほとんどです。まずは自分で掃除をしてみたり、熱湯や道具を使ってみると良いでしょう。問題が深刻な場合や、自己対処が難しい場合は専門業者に頼むことも検討してください。


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