新築の家に太陽光パネルを設置する際、どの容量のパネルを選ぶべきかは多くの人が悩むポイントです。パネルの容量が大きければ、より多くの電力を発電できますが、費用や売電価格とのバランスを取る必要があります。この記事では、太陽光パネルの設置容量を決定する際のポイントや、費用対効果を考えるためのアドバイスを提供します。
太陽光パネルの容量選びで重要なポイント
太陽光パネルの容量は、設置する家の電力消費量に応じて選ぶのが基本です。容量が大きければ発電量が増えますが、設置費用も高くなります。そのため、必要な発電量と費用を考慮した最適な容量を選ぶことが重要です。
例えば、エコキュートなどの家電を日中に使用する場合、4kW程度の容量でも十分に対応できることがあります。このような場合、過剰な容量を選ぶと、初期投資が大きくなりすぎてしまう可能性があります。
売電価格と設置費用のバランス
現在の売電価格は確かに低くなっていますが、太陽光パネルの設置によるメリットは、単に売電による収入だけでなく、電気代の削減にもあります。売電価格が低くても、家庭内で使用する電力を太陽光でまかなうことで、電力会社から購入する電気の量を減らすことができ、長期的に見るとコスト削減につながります。
設置費用が175万円の8.8kW(20枚)であれば、売電価格と電気代削減を総合的に考えた場合、設置から数年で回収できる可能性があります。ただし、初期投資を抑えたい場合は、容量を4kW程度に減らすことも一つの方法です。
蓄電池の有無を考慮する
蓄電池を設置しない場合、発電した電力をその場で使用することが前提となります。日中に発電した電力を夜間に使用したい場合は、蓄電池が必要ですが、今回は蓄電池を見送るということなので、余った電力を売電する形になります。
蓄電池を見送ることで初期投資を抑えることができますが、夜間に電力を使いたい場合は、昼間に発電した電力を売ることになります。売電価格が低い現状では、長期的には蓄電池を検討した方が良いかもしれません。
まとめ:最適な容量を選ぶために
太陽光パネルの設置容量を決める際は、発電した電力の使用用途や、設置費用とのバランスを考えることが重要です。4kW程度の容量でも、エコキュートなどの日中の電力消費に対応できる場合があります。さらに、売電価格や電気代削減を考慮し、初期投資に見合う容量を選びましょう。また、蓄電池の設置は後回しにしても良いですが、将来的なコスト削減を考えると、蓄電池の設置も選択肢として考慮するべきです。
コメント