ドアクローザーのアーム部分からバキッという音がしている場合、グリスを注入することで改善できます。しかし、適切なグリスや塗布方法が分からない場合があります。この記事では、LIXILの公式推奨通り、ドアクローザーに使用するべきグリスとその塗布方法について解説します。
1. ドアクローザーに必要なグリスの選び方
ドアクローザーのアーム部分に使用するグリスは、LIXILが推奨する「市販のグリススプレー」です。ただし、CRC潤滑剤などは使用しないでください。なぜなら、CRC潤滑剤はグリスが落ちて、さらに不快な音が出てしまう可能性があるからです。
2. おすすめの商品:シリコングリスとモリブデングリス
ドアクローザーに最適なグリスは、シリコングリスやモリブデングリスです。これらは耐摩耗性に優れ、長期間潤滑性を保つことができます。また、湿気にも強く、ドアの開閉音を静かにする効果があります。
3. グリスの塗布方法
グリスを塗布する際は、アーム部分の回転軸を中心にスプレーします。スプレータイプの場合は、適量を回転軸に吹きかけた後、少し動かしてなじませてください。手で無理に押し込むことなく、軽く動かすことで全体にグリスが行き渡ります。次に、動きを確認しながら余分なグリスを拭き取ります。
4. 注意点と定期的なメンテナンス
定期的にドアクローザーのアーム部分にグリスを注入し、動作がスムーズかどうかを確認しましょう。長期間使用していると、グリスが劣化することがあるため、年に一度のメンテナンスが推奨されます。また、グリスが少なくなったり、動きが悪くなった場合はすぐに再注入してください。
5. まとめ
ドアクローザーのアーム部分の音を改善するためには、シリコングリスやモリブデングリスを使用し、適切な塗布方法でメンテナンスを行うことが重要です。これにより、快適なドアの開閉音を保つことができます。グリスの塗布は簡単な作業で、長期間にわたり効果を維持できます。
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