屋内で使うことが多いスチールラックですが、屋外物置など湿気の多い場所で使うと「錆びてしまうのでは?」と心配する方も多いでしょう。この記事では、丸ポールタイプの一般的なスチールラックが屋外でどのように変化するのか、そして長く使うための対策について解説します。
スチールラックは屋外物置で錆びるのか?
結論から言うと、一般的なスチールラックは屋外物置では錆びやすいです。特に、メッキ加工されているとはいえ、屋外では湿度や結露、温度差による水滴の発生で、金属部分が劣化していきます。物置内は直射日光が少なくても空気の循環が悪く、湿気がこもりやすい環境のため、屋内より錆びやすくなります。
また、ホコリや泥、空気中の塩分(海沿いなど)も錆びの原因となります。特に冬場や梅雨の時期は錆びやすく、メッキ部分に細かい傷があるとそこから錆が広がります。
錆びを防ぐための対策
スチールラックを屋外物置で使用する際は、次のような対策を行うことで錆びを抑えられます。
- 防錆スプレーを全体に吹き付ける(シリコン系やクリアコートタイプが効果的)
- ラックの下にすのこや板を敷き、直接床に触れさせない
- 湿気がこもらないように、除湿剤や小型ファンを設置する
- 時々乾いた布で水滴やホコリを拭き取る
特に、ポールの接合部やネジ部分は錆が発生しやすいため、重点的にケアしましょう。
屋外使用に向いているラックの素材
もし屋外で長期的に使う予定であれば、スチールラックよりも錆びにくい素材を選ぶのがおすすめです。以下の素材は屋外向きです。
- ステンレス製ラック:錆びにくく、耐久性が高い。価格は少し高め。
- アルミ製ラック:軽量で錆びにくいが、耐荷重はスチールに劣る。
- 樹脂製ラック:完全に錆びないが、強度は低め。
特に「屋外対応」や「防錆加工済み」と明記された製品を選ぶと安心です。
実際の使用例と体験談
実際に屋外物置でスチールラックを使用したユーザーの声を紹介します。
例:
「通常のクロムメッキのラックを物置に置いていたら、半年ほどでポールの下部分に錆が出ました。防錆スプレーを使ってからは少し長持ちしましたが、結局2年ほどで交換しました。」
別の例では、
「最初からステンレスラックを購入したら、3年経っても錆びていません。値段は高いけど長期的に見れば安上がりです。」という声もあります。
まとめ
スチールラックは屋外物置で使用すると錆びやすいため、長期間の使用には向きません。どうしても使う場合は、防錆処理を行い、湿気対策をしっかりすることが大切です。屋外用としては、ステンレス製やアルミ製のラックを検討するのがおすすめです。
少しの工夫で耐久性が大きく変わるので、環境に合った素材と対策を選びましょう。
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