クロスを張り替えた後、ジョイント部分が数日後に開いてしまうという悩みは、多くの職人が直面する問題です。特に通販で購入したのり付きクロスの場合、仕上がりに差が出ることがあります。この記事では、ジョイント部分が開く原因と、その対策方法について解説します。
1. ジョイント部分が開く原因
ジョイント部分が開く原因として考えられるのは、クロス自体の縮みです。クロスは、湿度や温度の変化によって多少収縮することがあります。特に、貼り付けた当初は湿っているため、乾燥と共に縮んでしまうのです。また、のり付きクロスでは、乾燥後にのりの性能が落ち、接着力が弱くなることも考えられます。
さらに、使用しているのりが通販で購入したものだと、品質にばらつきがある可能性もあります。安価で販売されているものは、のりの密着力が低いため、ジョイント部分が開く原因になることがあります。
2. 巻き取りローラーの使用方法の見直し
ジョイント部分が開く問題を防ぐために、ローラーの使い方を見直すことも効果的です。ローラーを当てる際に均等に力を加えることが重要です。過度に強く押しすぎると、クロスが伸びてしまったり、逆に圧力が足りないと、接着力が弱くなります。均一に、適切な圧力でローラーを使うことで、ジョイント部分の開きを防ぐことができます。
3. クロスの縮みを防ぐための対策
クロスの縮みを防ぐためには、湿度管理が重要です。施工後、乾燥させる際に過度に乾燥させないよう注意が必要です。また、施工後すぐに温度差を避け、湿度の高い環境で保管することも効果的です。さらに、コークボンドなどを使って、仕上げの段階でしっかりと固定することも対策の一つです。
また、通販で購入したのり付きクロスの場合、品質に差があるため、信頼できるブランドや製品を選ぶことが大切です。品質の良いものを選ぶことで、クロスの収縮を防ぎ、ジョイント部分の開きを軽減できます。
4. まとめ
ジョイント部分が開く原因は、クロスの収縮、のりの品質、施工方法など複数の要因が考えられます。対策としては、施工後の乾燥に注意し、適切なローラー使用や品質の良い製品の選定が重要です。通販で購入したのり付きクロスでも、適切な施工と乾燥で美しい仕上がりを保つことができます。問題が続く場合は、専門的なアドバイスを求めるのも一つの方法です。
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