ツヤ消し剤(フラットベース)の使用量と色による違いについて

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ツヤ消し剤(フラットベース)は、塗料の光沢を調整するために使用されますが、どの程度使用するかは色や塗装の仕上がりに影響を与えます。特に淡彩色や濃彩色、そしてツヤの度合いによって必要な量が異なります。この記事では、ツヤ消し剤をどの程度使用すべきか、また特に多量に必要となる色について解説します。

ツヤ消し剤の必要量と色の関係

ツヤ消し剤(フラットベース)を使用する際、色によってその必要量が異なります。一般的に、淡彩色よりも濃彩色の方がツヤ消し剤を多く必要とする傾向があります。淡彩色は光の反射を抑えた色味であり、ツヤ消し剤を少量でも十分に効果を発揮します。

一方、濃彩色は光沢感が強くなるため、ツヤ消し剤を多く加える必要が出てきます。特に濃い色を使用する場合、フラットで均一な仕上がりにするためには、かなりの量のツヤ消し剤が求められることがあります。

5分ツヤ・3分ツヤ・ツヤ消しとフラットベースの関係

5分ツヤや3分ツヤ、ツヤ消しなど、ツヤの度合いによってもフラットベースの使用量は異なります。5分ツヤや3分ツヤは、完全にツヤ消しにはならず、少し光沢が残る仕上がりを目指します。これらの場合、ツヤ消し剤を少量加えることで、希望のツヤ感を調整できます。

しかし、ツヤ消しを目指す場合には、さらに多くのツヤ消し剤を加える必要があります。ツヤ消し剤の量を調整することで、完全に光沢を消すことが可能です。ツヤ感の調整は塗装の仕上がりに大きな影響を与えるため、適切な量を使用することが重要です。

特に多量のツヤ消し剤を必要とする色

ある色は特に多量のツヤ消し剤を必要とすることがあります。一般的に、濃い色や黒に近い色は、ツヤ消し剤を多く加える必要があります。特に、黒色グレーなどの色は、光沢を消すために多量のフラットベースが要求されます。

日塗工NoやPANTONE色などで言うと、PANTONE Blackグレー系の色は特に注意が必要です。また、色が深くなるほど、ツヤ消し剤の効果を得るために加える量も増加します。

塗装作業の実例とツヤ消し剤の調整方法

実際に塗装を行う場合、色ごとの調整が必要になります。例えば、白色や薄い色であれば、ツヤ消し剤は比較的少なくても十分です。しかし、濃い色や黒系の色の場合、ツヤ消し剤を多めに加えることで、光沢が適切に調整されます。

実際の塗装での調整方法としては、少量から始めて、ツヤの具合を確認しながら徐々にフラットベースを加えていくことが一般的です。塗料の量や目的に応じて、ツヤ消し剤の量を調整することが求められます。

まとめ

ツヤ消し剤(フラットベース)の使用量は、塗る色や仕上がりのツヤ感に大きく依存します。淡彩色と濃彩色では、濃彩色の方が多くのツヤ消し剤を必要とします。また、5分ツヤや3分ツヤの場合、少量でツヤ感を調整できますが、完全にツヤ消しを目指す場合は、多量のツヤ消し剤が必要です。特に黒やグレーのような濃い色では、フラットベースを多めに使用することが求められます。塗装の際には色ごとの特徴を理解し、適切な量のツヤ消し剤を加えて、理想の仕上がりを実現しましょう。

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