浴槽の排水栓が最後まで閉まらず、浴槽に水がたまらない問題に悩んでいる方は多いかもしれません。ユニットバスを長年使用していると、排水栓がうまく閉まらなくなることがあります。この記事では、そんな時に考えられる原因や、修理方法について詳しく解説します。
プッシュ式浴槽排水栓の仕組み
プッシュ式の浴槽排水栓は、手で押すことで排水の開閉ができるタイプです。この仕組みは、排水栓の中にあるゴムパッキンやスプリングの働きによって水を止めたり流したりします。通常、プッシュするとしっかりと閉まり、水がたまる状態になるはずです。しかし、長年使用していると、ゴムパッキンの劣化やスプリングの摩耗などが原因で、完全に閉まらないことがあります。
原因1: ゴムパッキンの劣化
プッシュ式排水栓の最も一般的な故障原因は、ゴムパッキンの劣化です。ゴムパッキンは水をしっかりと止める役割を果たしますが、時間が経つと硬化したりひび割れたりします。これにより、排水栓が完全に閉まらず、水漏れが発生することがあります。
もしゴムパッキンが劣化している場合は、交換が必要です。パーツを取り外して、同じサイズのゴムパッキンを購入し、交換することで修理が可能です。
原因2: 排水栓内部のスプリングの摩耗
プッシュ式排水栓のもう一つの原因は、内部のスプリングが摩耗していることです。スプリングが弱くなると、排水栓が完全に閉じないことがあります。この場合、スプリングを交換することで修理することができます。
スプリングの交換は少し手間がかかりますが、専門業者に依頼することでスムーズに解決できます。
原因3: 排水栓周りの汚れや詰まり
時には、排水栓周りに汚れや水垢がたまり、それが原因で正常に動作しないことがあります。排水栓の周りを清掃し、汚れや水垢を取り除くことで、問題が解決する場合もあります。
簡単にできる清掃方法としては、排水栓を取り外し、軽く洗浄することが効果的です。重度の詰まりがある場合は、専用の洗浄剤を使用すると良いでしょう。
ユニットバスの交換が必要な場合
ユニットバスが20年以上経過している場合、交換部品が手に入らないこともあります。その場合、メーカーに問い合わせても補修用の部品が手に入らないことが多いです。リフォーム業者が「ユニットバスの交換が必要」と説明することもあります。
しかし、部品交換ができる場合は、交換することで修理が完了することもあります。業者に依頼する前に、部品が手に入るかどうかを確認しておくことが重要です。
まとめ
浴槽排水栓が閉まらない問題は、ゴムパッキンやスプリングの劣化、汚れの詰まりなどが原因であることが多いです。これらの問題を解決するためには、パーツ交換や清掃を行うことが有効です。また、ユニットバスが古くて部品が手に入らない場合は、交換が必要になることもありますが、まずは修理が可能かどうかを確認することが大切です。
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