中古マンションをリノベーション中で、床下にグラスウールを敷く施工を行った際に発生した問題について、よくある質問として「グラスウールの端部が露出している状態での施工は問題ないのか?」という点があります。実際には、端部の処理がされていないことで将来の問題が生じる可能性があるため、注意が必要です。
グラスウール施工時の基本的な注意点
グラスウールは断熱性が高く、防音効果もありますが、その施工には適切な処理が必要です。通常、グラスウールは防湿シート(アクリアなど)付きで敷かれることが一般的です。しかし、端部が露出している場合、湿気やカビの原因になることがあるため、密閉処理が重要です。端部の露出部分をそのままにしておくと、湿気が侵入しやすくなり、カビが発生したり、粉じんが室内に舞う原因になることがあります。
施工業者は、露出部分をテープやシートで密閉することが望ましいとされています。この処理が施されていない場合、将来的に室内環境に悪影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
施工の不備は将来のリスクに繋がる
端部の処理をせずにグラスウールを露出させてしまった場合、最も懸念されるリスクは「カビ」や「湿気の蓄積」です。特に、湿気がこもりやすい場所で使用する場合、グラスウールはカビの発生源となり、健康に悪影響を及ぼすことがあります。また、粉じんが発生すると、アレルギーや呼吸器疾患を引き起こす原因にもなります。
このため、リノベーションを行う際には、細部までしっかりと施工業者と相談し、端部の処理を行うようにしましょう。たとえ見えない場所でも、後々のトラブルを防ぐために注意を払うことが重要です。
適切な施工業者とのコミュニケーションが大切
施工業者による雑な作業は、住まいの品質に直結します。グラスウールの施工時には、端部が露出していると問題が発生する可能性があることを事前に理解し、業者としっかりと確認しましょう。施工前にどのように対処するかを話し合い、必要であれば改善を依頼することが推奨されます。
また、施工後に確認してみると問題に気付くこともあるため、途中での中間検査を行い、問題がないかチェックすることも大切です。業者に不安な点を伝え、しっかりと対応してもらうようにしましょう。
まとめ
リノベーション中の床下にグラスウールを使用する際には、その施工方法に十分な注意が必要です。端部を処理せずにグラスウールを露出させてしまうと、カビや湿気の問題が発生する可能性があります。施工業者とのコミュニケーションをしっかりと取り、施工中に不安な点があれば早期に対応することが、快適で健康的な住環境を維持するために大切です。


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