注文住宅を建てたいと考えている場合、総額でどれくらいの予算で家を建てることができるかは多くの方が気になるポイントです。今回は、夫婦2人（28歳と29歳）で年収の合計が750万円という家庭における注文住宅の予算について考えてみます。
1. 住宅ローンの返済計画
注文住宅を建てる際に最も重要なポイントの1つが住宅ローンです。一般的に、住宅ローンの返済額は年収の25%～30%が目安とされています。今回は夫婦の年収が750万円なので、返済可能額の目安は年間でおおよそ187万円～225万円程度です。
この範囲内で、月々の返済額を設定することができます。例えば、年間の返済額が200万円の場合、月々約16万円の返済となります。この金額をローン期間と金利によって調整し、返済プランを決定します。
2. 住宅ローンの金利と期間
住宅ローンを利用する際、金利と返済期間を考慮することが非常に重要です。現在の金利は0.5%～1.5%程度が一般的で、ローン期間は最長35年です。
例えば、年利1%で35年ローンを組んだ場合、750万円の住宅を購入するための月々の返済額は約2.3万円～2.5万円程度となります。金利が低ければ、月々の負担を軽減できますが、返済総額も増える可能性があるため、金利と返済期間の選択は慎重に行う必要があります。
3. 住宅の土地の価格と場所
家を建てる際、土地の購入費用も大きな要素です。今回は都会ではなく郊外ということなので、土地の価格は比較的安価であることが予想されます。郊外では100～200万円/坪程度で土地が手に入る可能性が高いですが、地元の土地相場を調査することが重要です。
仮に土地代が1坪100万円の場合、土地面積が30～40坪程度の土地を購入することを想定すると、3000万円程度の土地を購入できる可能性があります。この土地代を合わせて、総予算を検討します。
4. 総額予算と家の広さ
住宅の総額は、土地代に建物代を加えたものです。今回のケースであれば、土地代3000万円に加えて、建物代が1500万円～2000万円程度が目安となります。よって、総額としては4500万円～5000万円程度が現実的な予算となるでしょう。
この予算内で、3LDKの広さの家を建てることが可能です。もし予算をもっと圧縮したい場合は、建物の規模や仕様を見直すことも一つの手です。
5. まとめ
注文住宅を建てるためには、年収に応じた返済計画を立て、土地と建物の価格を考慮した上で総予算を決定することが大切です。今回のシナリオでは、総額4500万円～5000万円程度で注文住宅が建てられる可能性があり、住宅ローンの金利と返済期間を適切に選択することで、月々の返済額を負担可能な範囲に収めることができます。
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