冷凍庫の中を整理する際、段ボールで仕切りを作ると逆に使いづらくなったという経験をお持ちの方も多いでしょう。特に冷凍の切り身魚のように長方形の食材は、横に重ねると下のものが取り出しにくくなり、縦に立てると倒れやすいという問題があります。そこで、この記事では家庭で実践できる冷凍庫の効率的な収納方法をご紹介します。
段ボール仕切りのデメリットと代替案
段ボールは手軽ですが、冷凍庫内で湿気や霜に弱く、強度が落ちて使いにくくなります。また、中身が減っても仕切りが固定されるため、スペースの無駄になることもあります。代わりにおすすめなのは、プラスチックやシリコン製の小分けケースです。これなら中身が減ったらケースごと外せます。
長方形の切り身魚を縦に収納する工夫
冷凍の魚や肉を縦に並べたい場合、ファイルスタンドやブックエンドを活用すると便利です。書類整理に使うアイテムですが、冷凍庫内の仕切りとしても相性がよく、パックを立てて整列させやすくなります。
例えば、A4サイズのファイルスタンドに切り身をパックごと立てて収納すれば、本棚の本を選ぶように取り出せるようになります。中身が減ったらスタンドごと取り出せる点もメリットです。
小箱収納で可変的に使う方法
100均や無印良品などで販売されている小箱や仕切りケースを使うのもおすすめです。箱ごとに魚・肉・野菜などカテゴリーを分ければ、取り出しやすさが格段に上がります。
さらに、冷凍庫の奥行きに合わせてサイズを選べば、箱を引き出しのように使えて便利です。残量に応じて箱を減らせばスペースも無駄になりません。
ジッパーバッグとラベリングで整理
切り身の魚をそのまま保存するのではなく、ジッパーバッグに小分けし、立てて収納するのも効率的です。袋の表に内容物と日付をラベルしておけば、古いものから消費できるため、食品ロスの防止にもなります。
また、ジッパーバッグをケースにまとめて入れておけば、見た目もすっきりして管理が楽になります。
収納グッズの具体例
- 100均のプラスチックボックス(冷凍対応)
- 無印良品のポリプロピレン整理ボックス
- ファイルスタンド・ブックエンド
- 冷凍庫専用仕切りケース
これらを組み合わせて、自分の冷凍庫のサイズや食材の種類に合ったレイアウトを作るのがコツです。
まとめ
冷凍庫収納を効率的にするには、取り出しやすさと可変性がポイントです。段ボールは一時的な仕切りとしては便利ですが、長期的にはプラスチックケースやファイルスタンドを活用した方が清潔で使いやすくなります。魚の切り身など長方形の食材は縦に立てて整理し、小箱やジッパーバッグで小分けにすれば、冷凍庫のスペースを最大限に活用できます。
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