注文住宅を購入する際、特にローンの額については慎重に考える必要があります。家を建てるためには、どれくらいの金額をローンで借りることができるのか、またその返済が可能かどうかは大きなポイントです。ここでは、年収や家族構成をもとに、40年ローンでどのくらいの金額が適正かを解説します。
家計の現状から見た住宅ローンの適正額
住宅ローンを組む際にまず考慮すべきは、収入に対する返済負担です。夫婦で年収360万と380万、合計740万となると、一般的に銀行や金融機関では「年収の5~6倍程度」をローン限度額として設定することが多いです。この基準に基づくと、最大で約3700万~4500万円程度のローンを組むことが可能だと考えられます。ただし、これには他の生活費や貯蓄、将来の支出も考慮する必要があります。
育休中の収入減を考慮した返済計画
夫婦ともに育児休暇を取得予定という点も重要です。特に収入が一時的に減ることが予想されるため、その期間の返済計画は慎重に立てる必要があります。育休中の収入は約半分になることもあるため、その期間は返済額を軽減する方法(たとえばボーナス払いを増やすなど)を検討すると良いでしょう。また、育休中に支出を抑える生活を送ることも大切です。
ハウスメーカーからの提案額の妥当性
ハウスメーカーから「6000万円までいけますよ」と提案された場合、それが適正かどうかは慎重に判断するべきです。具体的なローンの条件や金利、返済額、自己資金の額などによって変動しますが、一般的に「高額なローン」を組んでも返済が苦しくなりすぎないように、家計に無理がない範囲での借入額を検討することが大切です。
返済額と生活費を考慮した上での適正額の判断基準
ローンの月々の返済額が家庭の生活費に過度な負担をかけない範囲であることが大前提です。40年ローンの場合、金利にもよりますが、返済額が月々どのくらいになるかをシミュレーションして、実際の家計にどれだけ余裕を持たせられるかを考えましょう。また、住宅ローン控除や税金面の優遇措置なども活用して、返済負担を軽減する方法を検討するのも有効です。
まとめ
注文住宅を購入する際、住宅ローンの金額は慎重に決定するべきです。収入や育休中の支出を考慮し、返済負担が家計に与える影響を十分に理解した上で、適正なローン額を組むことが重要です。無理なく返済できる範囲でのローンを組み、安心した生活を送れるようにしましょう。
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