中古戸建て物件の値段交渉：交渉の際のポイントと相場について

中古戸建て物件を購入する際、値段交渉は避けて通れない部分です。特に、築年数が経過した物件やリフォーム済みの物件の場合、相場と照らし合わせた交渉が必要となります。この記事では、築25年の3LDK住宅を例に、どのくらいの値引きが現実的なのか、交渉時のポイントを解説します。

中古物件の値引き交渉の相場について

物件の値段交渉において、交渉額は物件の状態や相場に基づいて決まることが多いです。築年数が25年、リフォーム済みである点がプラスとなりますが、駅から徒歩30分という立地や、土地が傾斜地である点がネガティブ要素として働く可能性があります。

一般的に、住宅価格の交渉では5%〜10%程度の値引きが現実的な範囲と言われています。そのため、1580万円の物件であれば、10%の値引きを目指すとすれば、約150万円程度が妥当な額となります。

1200万円まで値下げを希望する場合、約380万円の値引きとなります。これはやや大きな値引き額であり、場合によっては売主との交渉次第で実現できるかもしれませんが、初回の交渉でこれを提示するのは少しリスクが高いです。

もし、値引き交渉を行いたい場合、最初に小幅な交渉をして様子を見、売主の反応を見ながらさらに交渉を進めていく方法が良いでしょう。最初から大きな値引きを要求するのではなく、少しずつ交渉額を調整していくことが、成功の秘訣です。

値段交渉を行う際、ただ単に値引きを要求するのではなく、交渉の根拠をしっかりと説明することが重要です。例えば、以下の点を根拠にすることができます。

また、交渉の際には、売主がどれくらいの価格で売りたいか、あるいは売れない場合の価格変更についても話し合っておくと良いです。売主にとっても、少しでも早く売却したいという気持ちがある場合、交渉に応じてもらえる可能性が高まります。

値段交渉は相手との信頼関係を築きながら進めるものです。最初から大きな値引きを求めるのではなく、少しずつ交渉して、価格の妥当性を伝えることが大切です。また、交渉額が1200万円という大きな値引きであれば、売主の反応を見ながら調整を行い、最終的には双方が納得できる価格で契約に至ることを目指しましょう。