新築の建売物件を購入した際、引き渡し前の監督立ち会いでクロスに傷や汚れが見つかることがあります。こうした場合、施工業者からは「部分補修で済ませる」と言われることが多いですが、これが納得できないという方も多いのではないでしょうか。今回は、新築物件でのクロス傷の補修方法について詳しく解説します。
新築物件でクロスに傷が見つかった場合の対応
新築の建売物件において、クロスに傷や汚れが見つかることは少なからずあります。引き渡し前の監督立ち会いの際に、これらの不具合を発見した場合、施工業者は通常、「部分補修」で対応することが一般的です。
部分補修は、傷が小さい場合や場所が限られている場合に適用されます。大きな問題でない場合は、部分補修を行い、完了後に気になる部分が再度目立たないよう調整することが一般的な流れです。
部分補修が一般的な理由
クロスの補修には、部分補修と全面張り替えの二つの方法がありますが、通常は部分補修が採用されることが多いです。部分補修が選ばれる理由は、コストや手間の面で効率的であるからです。
また、新築物件の場合、すでに多くのクロスが設置されているため、全面張り替えを行うとなると、手間とコストがかかり、最終的には不具合があった部分のみを補修する方法が最適とされています。
全面張り替えの要求に対する対応
「全面張り替え」を要求する場合、業者によっては不可能と言われることがあります。特に、クロスの傷が小さかったり、汚れが一部に集中している場合、全面張り替えを行う必要性が低いと判断されます。
ただし、施工ミスが原因である場合や、新築物件に求められる品質基準を満たしていない場合には、張り替えを求めることが合理的です。業者との交渉が必要な場合もありますが、建物の品質が重要であるため、自分の納得がいく対応を求めることは大切です。
補修後の状態について
部分補修を行った場合でも、完成後の状態に違和感を感じることがあるかもしれません。補修部分が目立つ場合や、仕上がりが不完全な場合は、再度補修を依頼することができます。
また、引き渡し後に不具合が発生した場合、補修の保証が適用されることもありますので、施工業者との契約内容をしっかり確認しておくことが重要です。
まとめ
新築建売物件でクロスの傷や汚れが見つかった場合、通常は部分補修が行われますが、施工業者とのコミュニケーションを通じて、納得できる対応を引き出すことが可能です。全面張り替えを希望する場合は、その必要性を業者としっかり話し合い、納得できる解決策を見つけましょう。
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