錆びてねじ山が潰れたネジの取り方:簡単に試せる対処法

DIY

錆びてしまい、ねじ山が潰れて回せないネジに困ったことがある方も多いのではないでしょうか。特に、電動ドリルが使えないような狭いスペースでの作業は厄介ですが、いくつかの方法で解決できます。この記事では、錆びたネジを取り除くための具体的な対処法をご紹介します。

原因と問題点:錆びて潰れたネジの状況

錆びたネジは、金属部分が腐食して膨張したり、固着したりすることで、通常の回し方では外れにくくなります。特に、ねじ山が潰れてしまうと、ドライバーやドリルビットがしっかりとフィットせず、回転させてもネジが外れません。この場合、無理に力を加えることは金具を壊す原因となるので、慎重に対処が必要です。

また、狭いスペースで作業する場合、工具が届かないことも大きな問題です。そうした状況に合った方法で、効率的にネジを取り外しましょう。

方法1:潤滑剤を使用する

錆びたネジを外すための最初のステップとして、潤滑剤を使って錆を緩める方法があります。潤滑剤をネジにスプレーし、数分から10分程度放置します。これにより、錆が柔らかくなり、ネジが外れやすくなります。

潤滑剤としては、WD-40などの錆取り用スプレーが非常に有効です。スプレー後、軽く叩いて振動を与えることで、錆が剥がれやすくなり、次第に回しやすくなります。

方法2:ねじ山を補強する

ねじ山が潰れてしまった場合、ドライバーがしっかりとフィットせず回せないことがよくあります。そこで、ねじ山を補強する方法として、エポキシ樹脂を使うことができます。

エポキシ樹脂を潰れたねじ山に塗り、その上にドライバーを押し当てて回すと、樹脂が乾く前にねじ山にしっかりフィットすることができます。この方法を試すことで、再度ネジを回すことが可能になる場合があります。

方法3:特殊な工具を使用する

もしも、通常の方法で取り外せない場合、専用の工具を使用することが有効です。ネジの取り外しに特化した「ネジ抜きツール」を使うことで、簡単に外せることがあります。ネジ抜きツールは、潰れたネジを簡単に回せるように設計されています。

ネジ抜きツールには、ネジに専用のビットを使って穴を開け、回転させて外すタイプや、ネジ頭を挟んで回すタイプなどがあります。特に、狭い場所に対応したものもあり、手軽に使用できます。

方法4:電動ドライバーで逆回転を試す

電動ドライバーが使える場合、逆回転でネジを回す方法もあります。これにより、固着したネジを逆転の力で外すことができることがあります。逆回転を試すことで、錆びが取れやすくなり、外れる場合があります。

逆回転は、通常の回転よりも強い力をかけることができるため、効果的な方法です。

まとめ

錆びて潰れたネジを外すためには、潤滑剤を使ったり、エポキシ樹脂でねじ山を補強したり、専用の工具を使うことが効果的です。これらの方法を組み合わせることで、問題を解決しやすくなります。もし、すべての方法を試しても外れない場合は、専門家に相談することも検討しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました