外壁塗装で中塗りに余った塗料を使用するリスクと注意点

リフォーム

外壁塗装において、中塗りに余った塗料を使用する業者がいると聞き、不安に思われる方も多いかもしれません。実際、このような施工方法にはいくつかのリスクが伴います。この記事では、そのリスクと注意点について詳しく解説します。

中塗りと上塗りは同じ塗料を使用するべき理由

外壁塗装の基本工程は、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りです。中塗りと上塗りには、仕上げ塗料を使用するのが基本となっています。なぜ同じ塗料を2度塗る必要があるのでしょうか?

まず、中塗りは色をつける役目があり、上塗りにて色ムラをなくして均一に仕上げ、外壁や屋根を守る塗膜の厚みをつけます。1回だけでは理想的な厚みをつけることが難しいため、2回同じ塗料を塗装して仕上げます。

余った塗料を中塗りに使用するリスク

業者側が過去の現場で余った塗料を中塗りに再利用することがありますが、これには以下のリスクが伴います。

  • 仕上がりが悪くなる可能性:中塗りと上塗りの色を変えると、色落ちや色ムラが発生しやすくなります。
  • 塗膜の劣化が早くなる:調色が不十分だと、塗膜の性能が低下し、耐候性が損なわれる恐れがあります。
  • 塗膜が剥がれた時に目立つ:異なる色の塗料を使用していると、剥がれた部分が目立ちやすくなります。

信頼できる業者の見極め方

中塗りと上塗りで色を変えることは、手抜き工事を防ぐための一手段として用いられることがあります。しかし、信頼できる業者は、色を変えなくても適切な工程で施工を行います。業者選びの際は、以下の点に注意しましょう。

  • 施工実績:地元での実績が豊富な業者を選ぶ。
  • 資格や認証:一級技能士の資格を持つスタッフが在籍しているか確認する。
  • 見積もりの透明性:詳細な見積もりを提示し、納得のいく説明があるか確認する。

まとめ

外壁塗装において、中塗りと上塗りで異なる塗料を使用することは、仕上がりや耐久性に影響を及ぼす可能性があります。信頼できる業者を選び、適切な施工を依頼することが大切です。施工前に業者と十分に打ち合わせを行い、不安な点は遠慮せずに質問しましょう。

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