コンクリート床を均すためのモルタル作業は、しっかりとした下地調整と適切な材料選びが必要です。この記事では、モルタルのレベリング作業における樹脂モルタルとプライマー使用について、特にエポキシ塗料との併用について解説します。
樹脂モルタルの選定と使用方法
NSゼロヨン#20にハイフレックスを混ぜた樹脂モルタルは、コンクリート床の傾斜や凸凹を均すために非常に効果的です。樹脂モルタルは、強度を高めるためにエポキシ塗料の下地としても使われることが多いですが、しっかりとした下地調整が不可欠です。
その際、樹脂モルタルの上にエポキシ塗料を二度塗りすることで、耐久性を向上させ、床の強度や耐久性を保つことができます。モルタルの上に塗料を塗ることで、さらに密着性が高まり、長期間使用できます。
プライマーの使用について
プライマー(下地調整剤)の使用は、モルタルとエポキシ塗料の密着性を高めるために非常に重要です。プライマーを使うことで、材料同士がしっかりと結びつき、剥がれにくくなります。特に樹脂モルタルの上にエポキシ塗料を塗る場合、プライマーの使用をおすすめします。
ハイフレックスは混和剤として使用することができますが、プライマーとして使う場合は、適切な製品を選ぶことが大切です。ハイフレックスをプライマーとして使用することも可能ですが、製品仕様を確認して、その用途に適しているかどうかを確かめましょう。
水打ちの代用について
水打ちを代用することで予算を抑えることができますが、単純に水打ちだけで済ませるのは、十分な効果を得ることが難しい場合があります。特に、床の強度や耐久性を確保したい場合には、プライマーを使用することが推奨されます。
水打ちで済ませることができる場合もありますが、塗料やモルタルがしっかりと密着しないと、剥がれやすくなる可能性があるため注意が必要です。もし予算を抑えつつも長期間の耐久性を求めるのであれば、プライマーの使用が不可欠です。
実際の使用例とおすすめ製品
実際に、樹脂モルタルとエポキシ塗料を使った作業では、以下の製品が高い評価を得ています。
- NSゼロヨン#20:高い強度を誇る樹脂モルタルで、コンクリート床の傾斜や凹凸を均すのに最適です。
- ハイフレックス:混和剤として使用され、モルタルの強度を高める効果があります。プライマーとしても使用可能ですが、使用方法には注意が必要です。
- エポキシ床用塗料:強力な密着性を持ち、耐久性を大幅に向上させるため、樹脂モルタルの上に塗布するのに最適です。
まとめ
樹脂モルタルを使ったレベリング作業では、適切な下地調整が重要です。プライマーを使用することで、塗料とモルタルの密着性が向上し、作業の耐久性が高まります。予算を抑える方法として水打ちを代用することも可能ですが、長期的な耐久性を考慮するならば、プライマーを使うことをおすすめします。
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