中古物件を購入後に売主から依頼された不動産業者がその物件をホームページに掲載していた場合、購入者としてはその情報を削除してもらえるのか疑問に思うことがあります。この記事では、このようなケースでどのように対応すべきかについて解説します。
物件情報の不正な掲載に対する対応
中古物件を購入後、物件が他の不動産業者のホームページに掲載されている場合、基本的にはその情報を削除してもらうことは可能です。特に、不動産業者が許可なく掲載した場合、購入者は不動産業者に対して削除の要求をする権利があります。
この場合、まずは不動産業者に連絡をし、物件情報が不正に掲載されていることを指摘します。その際には、購入した証拠(契約書や引き渡し証明書など)を示すと、よりスムーズに対応してもらえることが多いです。
不動産業者の対応と消去義務
不動産業者が掲載した情報については、契約書に記載されていない限り、原則として契約終了後に物件情報を無断で掲載することはできません。したがって、購入者がその物件の情報を削除するよう依頼することは合法的な権利です。
もし不動産業者が掲載を続けることに反対する場合、まずは交渉を試みます。それでも解決しない場合、弁護士に相談することが選択肢となります。
売主への問い合わせ
物件の販売契約書に「不動産業者が物件情報を公開する」という記載があった場合、その内容に従わなければならない場合があります。このような契約内容がある場合でも、購入者としては売主や不動産業者に対して情報の削除を求めることが可能です。
その際には、売主からの依頼がどのような内容であったかを明確にして、双方の合意の上で問題を解決できるようにします。
まとめと注意点
物件情報が不正に掲載されている場合、その削除を求めることは購入者の権利です。まずは不動産業者に連絡し、削除を依頼しましょう。その後、解決しない場合は法律的な手段を取ることも検討します。
また、契約時に物件情報の取り扱いや販売に関する契約内容を確認することは重要です。将来的に問題が生じないよう、しっかりと契約内容を確認し、理解しておくことが大切です。
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