築10年の分譲マンションで、玄関側の部屋の湿度が高く、特に雨の日には90%以上にも達してしまうという悩みを抱えている方も多いでしょう。普段でも湿度が70%ある状態では、快適な生活が送れません。この記事では、湿度が高い原因とその対策について解説します。
1. 24時間換気が効かない原因
24時間換気機能は、室内の空気を一定に保つために設置されていますが、湿度が高い場合、換気機能がうまく働いていない可能性があります。換気機能が正しく作動していない原因として、フィルターの汚れや換気経路の詰まりが考えられます。定期的にフィルターや換気ダクトの点検と清掃を行うことで、換気効率が改善されることがあります。
また、換気システムが設計通りに機能していない場合もあります。新築時の設計や施工に問題があることもあるため、その場合は専門業者による点検を受けることをお勧めします。
2. 鉄筋コンクリートの密閉性が湿度に与える影響
鉄筋コンクリート造の建物は、高い密閉性を持っているため、湿気が外に逃げにくい特徴があります。そのため、換気が不十分だと湿気が溜まりやすく、湿度が高くなることがあります。
また、鉄筋コンクリートの建物は外部の湿気や温度の影響を受けやすいこともあります。特に雨の日や梅雨時期には外部の湿気が室内に入り込みやすいため、湿度が高くなることがあるのです。
3. 窓を開けても湿度が下がらない理由
窓を開けて換気しても湿度が下がらない場合、外部の湿度が室内に影響を与えている可能性があります。特に、外が湿度の高い日や雨の日には、室内の湿度が外部の湿度と同じかそれ以上になることがあります。
そのため、窓を開けるだけでは十分に湿度を下げることができません。湿度管理には、除湿機の使用や湿度調整機能があるエアコンを活用することも有効です。
4. 湿度を下げるための対策方法
湿度が高い状態が続くと、カビやダニの発生などの健康リスクが高まります。そのため、湿度を下げるための対策が重要です。まずは、換気システムの点検と清掃を行い、換気の効率を高めることが第一歩です。
さらに、除湿機の導入やエアコンの湿度調整機能を活用することで、室内の湿度をコントロールできます。また、湿気が気になる場所には除湿剤を置くことも効果的です。特に玄関周りや窓付近に湿気が溜まりやすいので、その部分を重点的に管理すると良いでしょう。
まとめ
マンションの湿度が高い原因は、換気システムの不具合や鉄筋コンクリートの密閉性、外部の湿度の影響など様々な要因が考えられます。湿度を下げるためには、換気の効率を高めるための点検や、除湿機の使用などが効果的です。また、湿度の高い時期にはエアコンや除湿剤を上手に活用し、快適な環境を維持しましょう。
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