玄関や部屋の床にワックスをかけることで、美しさを保つだけでなく、床を保護することができます。しかし、床の素材によっては、ワックスを使用する際に注意が必要です。特に、オイルステインやロウで仕上げられた床には、適切な方法でワックスをかけることが重要です。この記事では、オイルステインやロウの床にワックスをかける際の注意点について解説します。
1. オイルステインとロウの違い
オイルステインとロウは、木材を保護するために使われる仕上げ材ですが、その性質には大きな違いがあります。オイルステインは木材に浸透して色をつけるとともに、木材を内部から保護します。一方、ロウは表面に薄い膜を作り、手触りが滑らかで温かみがありますが、耐久性が少し劣ります。
このため、オイルステインやロウ仕上げの床にワックスをかける際には、選ぶワックスがこれらの仕上げ材に適しているかどうかを確認する必要があります。
2. ワックスの選び方
オイルステインやロウの床には、専用のワックスを使用することをお勧めします。オイルステイン専用のワックスやロウ専用のワックスは、これらの仕上げ材と相性が良く、問題なく使用できます。これらのワックスは、塗布後に表面を滑らかに仕上げ、木材を保護する役割を果たします。
通常のフロアワックスは、オイルステインやロウ仕上げの床に使用すると、効果が得られなかったり、逆に表面がベタついたりすることがありますので、慎重に選びましょう。
3. ワックスをかける前の準備
ワックスをかける前には、床の状態を確認し、適切に掃除を行うことが大切です。オイルステインやロウ仕上げの床は、汚れが蓄積しやすいため、掃除を怠るとワックスの仕上がりが悪くなります。
掃除をした後、乾燥させてからワックスを塗布することで、より良い仕上がりになります。また、表面の塗装が劣化している場合、ワックスをかける前に再塗装を検討することも重要です。
4. 注意点とお手入れ方法
オイルステインやロウ仕上げの床にワックスをかけた後は、適切な手入れが必要です。過度な湿気や汚れはワックスの効果を損なう可能性がありますので、定期的に掃除をし、ワックスを補充することが求められます。
また、オイルステインやロウ仕上げは表面が傷つきやすいため、家具を動かす際や重い物を置く際には注意が必要です。傷を防ぐために、家具の脚にフェルトを貼ることをお勧めします。
5. まとめ
オイルステインやロウ仕上げの床にワックスをかけることは可能ですが、適切なワックスの選択と準備が重要です。専用のワックスを使用し、適切に手入れを行うことで、美しい床を長期間維持することができます。
床の仕上げに合った製品を使用し、日常的にお手入れをすることで、床の美しさを保ちましょう。
コメント